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シンガポールのポーカールーム情報を更新しました

 

こんにちは、jjです。

miyukiはネット環境があまりよくないようで、なかなかブログが更新できないとのこと。miyukiのブログ更新をお待ちの読者の方、申し訳ございません。今しばらくお待ちください。

 

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というわけで、かわって私が年末年始に行ってきたシンガポールのポーカールーム情報を更新しました。あまり日本語の情報がなかったので、参考になればうれしいです。

しかし、このポーカールーム、非常においしかったのですが、繰り出した3晩のうち、我慢してようやく引いたセットで全スタック負けるという事案が2晩も発生。見事負けて帰ってきました(そりゃ勝てんわ)。

ただ、同行した嫁にショートスタック戦略(SSS)を授けて30bbのミニマムバイインで参戦させたところ、見事私の負け分を取り返してくれました。良かった良かった。

ちなみに嫁に教えたSSSはこんな感じ。

  • AA-JJとAKのみで参加。
  • 自分の前に参加者がいない場合は5bbにレイズ、フロップで何が落ちても残りスタックの半分をベット(ターンでオールイン)。
  • 自分の前にレイズが一人の場合はスタックの半分(15bb)にリレイズ、フロップで何が落ちてもオールイン。
  • レイズ+コールが入った場合にはオールイン。
  • リンパーが複数いた場合はスタックの半分をベット、フロップで何が落ちてもオールイン。

ちょっと観察すればガチガチのロックスタイルでプレーしていることがかわりますが(しかもショートスタックなのでインプライドオッズが見込めない)、みんな面白いようにチップを寄付してくれました。

というわけで、だいぶ夫へのリスペクトがなくなったような気もしますが、結果的に夫婦でお金をやり取りして帰国しました(笑)

今年も年末ローボール選手権を開催します!!

 

こんにちは、jjです。

すっかり年末の風物詩となった「年末ジャンボポーカー大会」が今年も開催されます。日本のポーカー界のお祭りです。
日本有数の個人投資家でありポーカープレーヤーのcisさんが賞金を提供、参加費無料のフリーロールながら優勝者には100万円獲得のチャンスがあるというビッグチャンスです。

今年はヘッズアップ(サシ対決)の勝ち抜き戦だそうです。
詳しくは、こちらのページから。

 

一番〝弱い役〟を作った人が勝ちです
一番〝弱い役〟を作った人が勝ちです

 

そこで、昨年に引き続き、今年も同日開催のサイドイベント・年末ローボール選手権を開催します!!
(こちらはヘッズアップではない、通常トーナメントです)

今年は、昨年と同じNLSD2-7に加えて、Razz(Studのローボールゲームです。日本人初のブレスレットホルダー木原直哉さんが今年のWSOPでファイナルテーブルに進出した種目でもあります)のトーナメントもあります。

初心者大歓迎です。たくさんのプレーヤーの参加をお待ちしています。二つトーナメントがありますが、両方に参加できます!

 

◉企画概要

「一番弱いハンドを持ってるのは誰だっ! 年末ローボール選手権2014」

special thx to www.hyahhoopoker.com and 2-7 Single Draw同好会

 

◉日時

2014年12月27日(土)14:00~ Event#1 NLSD2-7
※NLSD2-7の戦略はこちらから(ナッツは23457。ストレートとフラッシュは役になってしまいます)

2014年12月27日(土)16:00~ Event#2 Razz
※Razzのルールと戦略はこちら(ナッツはA2345。ストレートとフラッシュは関係ありません)

 

◉賞金

総額$540!!
(プライズストラクチャーの発表は当日行います。基本的にはファイナルテーブル+KOバウンティトップへの配分となります)

また、各トーナメント優勝者には、記念に陶芸家(兼ポーカープレーヤー)まちゃぷさん特製のカードプロテクターが贈られます(発送は後日となります)。

 

◉会場

ポーカースターズのホームゲーム「Poker Room for Japanese」参加方法は、こちら(年末ジャンボポーカー大会の予選会場と同じです。すでに登録済みのメンバーは、特別な手続きは不要です)。
http://hyahhoopoker.com/jumbo/join.html

 

トーナメントの優勝者2人は、日本最強のミックスゲームプレイヤー・木原直哉(nkeyno)とヘッズアップで対戦!
(チャレンジャーが勝利した場合、木原さんには罰ゲーム的な何かが! また各種目のウィークリートーナメントへのステーキング権が授与されます。賞金の50%を還元する条件です)

※質問・疑問等は、ひゃっほう掲示板NLSD2-7同好会スレまで。

※当サイトでも過去に戦略記事をアップしています
木原直哉ロングインタビュー番外編 『NLSD2-7戦略について』
NLSD2-7中級編7つの心得 FOR ADVANCED TOURNAMENT PLAYERS

 

入れ違いでマカオへ

 

お久しぶりです。jjです。
今年のスパノバ@スターズがそろそろ見えてきました。たぶん赤字ですが……。

city_of_dreams

さて、マカオから帰国したmiyukiが我が家でゴロゴロしています。
だからというわけではないですが、秋休みが取れたので入れ違いで今日からマカオへ行ってきます。
ACOPウォームアップというトーナメントに出る予定です。

ところで、ポーカーに馴染みのない読者にとっては、「トーナメントってなんだ?」って感じだと思いますが、ちょうどいい読み物がアップされました。
今年もポーカー世界大会に参加したので写真うpするよ
普段miyukiがプレーしているのは、いわば「通常版」(リングゲーム、キャッシュゲームと呼ばれています)のポーカーですが、最後の一人が勝ち残るまで決めるのがトーナメントの特徴です。
優勝者には大きな賞金と名誉が与えられるのがトーナメントポーカーです。

現在、マカオで開催されているのはACOP(Asia Championship Of Poker)なので、世界大会ではありませんが、アジア大会といったところでしょうか。

というわけで、朝イチの便でマカオに向かうため家を出ようとした瞬間、パソコン上で新たなオンラインのトーナメントテーブルが立ち上がりました。
どうやらサテライト(予選)を通過した後、アンレジ(登録解除)を忘れてしまっていたようです。
どうせすぐ飛ぶだろうと思って成田空港へ向かう電車の中でwifiとノートPCでポチポチやっていっところ、思いがけずダブルアップを繰り返して、ついに全体チップリーダーにw
搭乗時間が迫っていましたが、この時点で賞金期待値は1000ドル近くあったはずなので、やむを得ず手数料を払ってチケットキャンセルw

そそくさとカフェに入ってプレー再開。
ずっと順調に推移していましたが、バブル(あと一人で入賞という状況で)JJでオールインしたところ、なぜか飛び候補がATsでコール。ええ、当然のようにフロップにAが落ちましたとさ。
その後、ショートスタックになり、BBでK5sが入り、SBからのオールインを受けたところAJoで何も起きずにバブルで飛びました。最低インマネ400ドルぐらいでしたが……。
というわけで、夕方便を取り直したので暇すぎて成田空港のカフェでブログ更新(←今ココ)

いろんな意味でひどいバッドビートを食らいましたが、マカオでは運が上向くことを願っています。
気を取り直して行ってきます。

 

 

 

 

往復30時間かけて100万円を浪費するの記(WSOP2014参戦レポート)

 

こんにちは、jjです。

まだまだWSOP(World Series Of Poker、毎年6月から7月にかけてラスベガスで開催されているポーカー世界選手権)は盛り上がっていますが、自分にとっての〝メインイベント〟が終わりましたので、その様子をレポートします。

私が参加したのは、イベント13の$10000ノーリミットシングルドローデューストゥーセブン(ながっ。略称はNLSD2-7)というトーナメント。人気のあるテキサスホールデムではないマイナーな種類のポーカーです。
簡単に言うと、もっとも弱い役を作った人が勝ちというゲームです。

昨年の同イベントの参加者はわずか87人(偶然ながら、今年もまったく同じ参加人数でした。一方、メインイベントの参加者は7000人近くになります)。参加費1億円のBig One For One Dropという例外を除けば、もっとも(WSOPのトーナメント優勝者がもらえる)ブレスレットに近いトーナメントであるとも言えます。
とはいえ、このイベント参加者はポーカーファンならば誰でも顔と名前を知っているような有名プロが大半。〝密度〟もまたWSOP随一と言ってよいかもしれません。

さて、なんでまたそんなイベントに好きこのんで参加したのか。
まぁ、「あわよくばブレスレット」という考えがあったことも否定できませんが、NLSD2-7は自分がもっともハマっているポーカーで、オンラインで開催されているウィークリートーナメントにもほぼ毎週参加しているのです(このサイトにも、何度か戦術などをアップしています)。
そもそもトーナメントが開催されること自体がまれなので、年に一度のチャンスに腕試しをしたいと思った次第です。

というわけで、片道15時間かけて、飛行機を乗り継ぎベガスまで行って参りました。

 

「フィル・アイビーとヘッズアップになったらどうしよう」などとアホなことを考えていたので、あまり眠れず夜明けを迎えました(笑)。
「フィル・アイビーとヘッズアップになったらどうしよう」などとアホなことを考えていたので、あまり眠れず夜明けを迎えました(笑)。

 

ベガスではWSOP会場に隣接しているリオにてチェックイン。
ここで現在ベガス滞在中のmiyukiと合流です。前回会ったのはLAのコマースだったか? 海外でばかり顔を合わせるという変な間柄です(笑)。
miyukiに1万ドルを用立ててもらい、トーナメントのバイインを専用のカウンターで行います。ここは窓に鉄格子がはめられているからか、通称cage(おり)と呼ばれています。

 

1万ドルの〝札束〟。こんな高い買い物は人生で初めてだ。
1万ドルの〝札束〟。こんな高い買い物は人生で初めてだ。

 

トーナメントスペースに向かう途中で木原夫妻と合流。
木原さんは昨年の同イベントでインマネしており、オンラインのウィークリーNLSD2-7でも毎週のように卓を囲んでいます。2つめのブレスレット獲得を至上命題に掲げる木原さんにとっても、「このイベントはメインイベントの一つ」(本人談)とのこと。
まぁ、2カ月間のWSOPにフル参戦している木原さんからしたら、「本当にこのイベントのためだけに渡米するとは……」と内心呆れていたと思いますが(笑)。
というわけで、お互いのGood Luckを祈りつつテーブルへ。

 

スタートチップは30000点。約100倍にできれば優勝!
スタートチップは30000点。約100倍にできれば優勝!

 

そして寒い。WSOP会場は冷房の効かせすぎで有名だけど、ここアマゾンルームは特に寒い気がする。外は砂漠の猛暑なのに、靴用のホッカイロでも持ってくればよかったと思うレベル。

テーブルのメンツを見渡すと、いわゆる有名プロはいませんでした。7人テーブルだけど、むしろ誰も有名人がいない方が珍しいぐらいかもしれません。
ただし、オンラインで何度も顔合わせのあるイギリス人プレーヤー・アダムが自分の右側に座っています。彼はこのゲームをよく理解している上にハイパーアグレッシブなので、左隣にいたら厄介でした(自分のアクション後にレイズなどをされる頻度が増えるので)。直前の(オンライントーナメントシリーズ)SCOOPでも好成績を上げている要注意プレーヤーです。

さて、スタート時のブラインドは25/50。なんと600bb持ちというスーパーディープスタックです。NLSD2-7には2回しかベッティングラウンドがありませんから(ホールデムでは5回)、なおさらディープに感じます。
昨年まではラマーと言って10000点分のアドオンができるチップを2枚もらえたので、10000点ずつプレーすることが可能だったのですが、不評だったようで今年から制度が変わったとのこと。1レベル60分でレベル4までは、アベレージ100bb以上でプレーすることになります。
なお、レイトレジストはレベル6の終わりまで。そして、DAY1はレベル10までプレーすることになります。

序盤はディープなスタックを活かして2枚チェンジなどで積極的に投機的な役を狙いに行きましたが、ことごとく失敗。自分ばっかり2枚チェンジを繰り返して「そろそろリスペクトがなくなってきたか」などと思っていたら、テーブル移動となりました。原点よりややマイナスです。

新しいテーブルでは、左隣にスターズプロのジョージ・デンザー。昨年のSCOOPでNLSD2-7のタイトルを獲得している、ミックスゲームに強いプレーヤーです。彼ともウィークリーでよく同卓しています。基本に忠実でわりとタイト目に打ってくる相手なので、3betが頻繁に飛んでくるようなことはなさそう。

 

最近はモヒカンヘアでも有名なジョージ。この後の$10k RAZZで初のブレスレットを獲得した。
最近はモヒカンヘアでも有名なジョージ。この後の$10k RAZZイベントで初のブレスレットを獲得した。

 

ここでは強いパットハンドや強力なドローなどの手が入り、挨拶がわりに3bet、4betを入れまくる。気持ちいい! 実際強いハンドしかショーダウンしていないので、ドロー前に降ろせることも多かったです。

そしてSBで配られたパット86ハイ(このゲームのナッツは、フラッシュでない75432)。モンスターです。アーリーからのレイズにレイトポジションからコールが入った状態でスクイーズ3bet!! すると、アーリーのオリジナルレイザーから4000点ぐらいの4betが返ってきました。コーラーはフォールド。
うーん、今度はこちらが悩む番です。トーナメントの中盤以降であれば躊躇なくオールインまで行くハンドですが、この序盤のディープな状態での4betは、すでに7ハイが完成しているというサインでしょうか。だとすれば、事実上のドローイングデッドです。
5betをして6betオールインが飛んできたら、おそらく負けているでしょう(ただ、フォールドの決断は相当タフになります。ホールデムでKKをプリフロフォールドできるか、という議論に近いものがあります)。ポジションもないので、フラットコールしてパットすると相手もパット。
相手にチェックすると、4bet額よりやや小さめの3500点ぐらいをベット。相手に86より強いハンドが入っている確率は、数学的にはかなり小さいはずです。バリューレイズも考えましたが、ここでオールインをされると「おそらく負けているけれど降りられない」という厳しい選択を迫られることになりそうです。
保守的かもしれませんが再びジャストコールすると、相手は87ハイ。ドロー前にこちらが4betをフラットコールしたので、9ハイぐらいからバリューを取りに来たのでしょう。トーナメントが進行した段階であれば間違いなくダブルアップできたという点ではアンラッキーではありましたが、それでも1万点近くスタックを増やすことができました。

で、ふとさっきまで自分が座っていた席を見ると、フィル・アイビーの姿が!
ただ、ポーカーファンとしてミーハーであることに関しては人後に落ちない自信がありますが、さすがにこのときばかりは目の前のテーブルに集中していました(アイビーはその後すぐ飛んでいました。かつてブレスレットを獲得したこともあり、他のポーカーと同様に得意なゲームであることは間違いありませんが)。
他にもダニエル・ネグラーノ、ジェニファー・ハーマン、エリック・サイデル、バリー・グリーンスタイン、ジョン・ターナー(パールジャマー)らの姿が……。

そうしてパット97のキッカー勝ちなどでもチップを増やし、レベル2が終了した最初の休憩で持ち点は38000ぐらい。順調な滑り出しです。

その後は一進一退の状況が続き、アーリーポジションで86543が配られる。当然レイズすると左のジョージがコール。こちらのパットに対して、ジョージは1枚チェンジしました。
ほとんどのパットハンドでそうするようにチェックしたところ、ジョージはオーバーポットの大きいベット。彼はあまりパットハンドに対してブラフを打つタイプでもありませんが、ドロー前にインポジションから3betを入れなかったことから、7ハイのようなモンスターハンドを引いた可能性も低そうです。おそらく9ハイぐらいでバリューベットをしているのでしょう。というわけで、約3倍の8500点にレイズしたところジョージはコール。
(レイズされなかったことから)ほぼ勝ちを確信してハンドをショーすると、ジョージが持っていたのはなんと85432のパーフェクト8! ワンポットで1万点近く失ってしまいました。これは痛い……。

それからパットT8が配られた状態で8000点ぐらいのショートスタックがOOP(アウトオブポジション)から3betオールイン。ドローハンドでもオールインがありうるしポジションもあるのでコールしたところ、相手は躊躇せずパット。
基本的には相手パットなら崩して8ハイドローに切り替えるつもりでしたが、こちらもパットして勝っているハンドが出てくることはあるのだろうか……。長考の末、Tを切って9を引き入れるものの、相手はパット97でキッカー負け。判断は正しかったけど、つかないなぁ。

しばらくして、同じ相手に23445のナッツドローでIP(インポジション)から3bet。相手はコールして1枚チェンジ。こちらも同じくチェンジすると、5がペアってしまいました。すると相手がハーフポットぐらいのベット。
当然ハンドは負けているのだろうけれど、ちょっと待てよ。ここは絶好のブラフスポットではないか? こちらは強いハンドに必要なローカードを7枚も消費している状態です。相手は比較的タイトで、これまでもレイズに対して降りるシーンが何度かありました。また、相手の残りスタックは1万点ちょっとで自分はカバーしている状態です。つまり相手はトーナメントライフをかけてコールの判断を迫られるわけで、弱い9ハイぐらいはレイダウンする可能性が高そうです。
ここは7か8を引いたときと同じアクション、すなわちレイズオールインに活路がありそうです。
相手は長考の後に(おそらく9ハイだったのでしょう)フォールド。「降りろ降りろ」と内心ドキドキでしたが、小さくないポットを獲得できました。
自分としては、(ハンドの強さではなく、自分のリーディングとアクションでポットを獲得できたという意味で)このトーナメントを通じたベストプレーだったのではないかと自画自賛(笑)。

ところが、その後が続きませんでした。
パットハンドが引かれ負ける展開が続き、特にひどかったのがBBでパットT9が配られた場面。フォールドで回ってSBのレイズに対して3betしたところ、相手がコールして2枚チェンジ。こちらがパットすると大きめのベットをされました。悩んだもののコールすると相手は86を引いていました。
すでにショートになっていたので相手にインプライドオッズを与えないために3betオールインをするべきでしたし、(この相手は、トーナメント終盤ではパット87を降りていました)ブラフをしないプレーヤーにブラフキャッチをするべきではありませんでした。
これは一番悔いが残るプレーでした。

このプレーでショートスタックになり、一度は8ハイドローからダブルアップしました。
しかし、ハンドが入らないままスタックが削られ、最後はレイトレジストしてきたフィル・ヘルミュースの卓に移動になり、パットJ8で10bb程度のオールインをしたところ、2346からのドローにTを引かれてしまい飛び。ヘルミュースにディスられる間もなくトーナメントが終了してしまいました。
レベル8でしたので、8時間ほどプレーしていたことになります。

木原さんはDAY2に進出したものの、残念ながらバブル間際で飛んでしまいました。

 

メインフィーチャーテーブルで行われたファイナルテーブルの残り3人は、ダニエル・ネグラーノ、ジェイソン・マーシアー、ポール・ヴォルプという超豪華メンツ。来年こそは……!
メインフィーチャーテーブルで行われたファイナルテーブルの残り3人は、ダニエル・ネグラーノ、ジェイソン・マーシアー、ポール・ヴォルプという超豪華メンツ。来年こそは……!

 

これまで参加したライブトーナメントの最高バイインは3000ドルでしたので、それと比べると1万ドルはかなり高額でしたが、マネープレッシャーは感じずにプレーすることができました。キャッシュゲームならさすがに日和ったかもしれませんが、トーナメントの場合は入賞するまではバイイン額は関係ないですからね。

全体の傾向としては、オンラインのウィークリートーナメントなどと比べてアグレッションが低く、ショーダウンでの勝負になるケースが多かったです。総じてハンドの強さが素直にプレーされていました。もちろん中にはブラファーもいましたが、対策としてはブラフキャッチの頻度を下げつつ、ウィークタイト寄りのプレーヤーに対してはビッグブラフを繰り出すことも有効ではないかと思います。

短期勝負のトーナメントなので運も大事ですし、1回ですぐに結果を出せるとは限りません。あんまり言うと負け惜しみになってしまいますが(笑)、今回の経験を成長の糧にできればと考えています。
それから、最終的に優勝したポール以外の全員がブレスレットホルダーだったファイナルテーブルの面々を見ながら感じたのは(そもそもポールもブレスレットこそ持っていなかったものの、オンライン・ライブともに桁違いの実績がありましたが)、自分に足りないのはNLSD2-7の知識や戦略というよりも、〝ポーカー〟そのものの理解であったり、トーナメント全般の戦い方なんだろうなと。もっと研鑽を積もうと誓った次第です。

来年以降、WSOP全体の中でNLSD2-7がどういう位置づけになるかわかりませんが、機会があれば(スケジュールが合えば)また挑戦したいと思っています。
私の酔狂なチャレンジを応援・支援をしてくださった皆さま、本当にありがとうございました。

 

 

◆エピローグ

翌日以降は、Rioでのデイリートナメ、miyukiたちとヴェネチアンでキャッシュゲーム、Rioでデイリートナメ、メガサテライト、RAZZサテライトと実に5連敗。「今回の遠征は大赤字だったなぁ」と諦め気分でmiyukiを探すと、別のカジノに行ったとのこと。
ドル現金の手持ちが少なくなったから借りようと思っていたのだけど、そういうことなら仕方ない。

miyukiを待っている間に「どうせすぐ飛ぶだろう」と一番安いデイリートーナメントにレイトレジストしたところ、これが最後の最後で大爆発!
序盤は低空飛行が続きましたが、じゃんけんに2回勝ってスタックを増やし、テーブルチップリーダーに躍り出ました。

中盤の勝負手はAQoでBBから3betして、アーリーポジションのオリジナルレイザーがコール(彼は私とほぼ同じぐらいのスタックを持っていました)。フロップがQT3レインボーというドライボードでした。TPTKで標準的なCB(コンティニュエーションベット)を打つと、超オーバーポットのレイズオールイン。まったく理由もなしにやっているプレーとも思えないので、負けている可能性を一つ一つ潰していきます。プリフロップで4betされていないことからQQやTTのセットはやや可能性が薄いし(しかもQは自分が1枚持っている)、いきなりオールインする理由が考えにくいですね。こちらが負けているハンドとしては、33のボトムセット、QTのトップツーペア、AAかKKのスロープレーぐらいでしょうか。逆にこちらが勝っているハンドの本線は、KJかJ9のオープンエンドストレートドローでしょう。AKのツーオーバーガッツショットもありえます。
しばらく考えましたが、こちらが勝っている可能性が高そうなこと、そしてこのオールインを制することができれば一気にトーナメント優勝に現実味が出てくることからコールしました。すると相手が開いたハンドはQ9o、トップペアと微妙なキッカーです。「???」と思いましたが、そのままなにも落ちずに終了してほぼダブルアップ。相手は「Q持ってるとは思わなかったんだよー」と言っていましたが、完全なミスプレーでしたね。確かにAKやAJのようなハンドで滑っている確率もありますし、JJや99は降ろせるでしょうけれど、こちらのハンドレンジにはAA-QQ,TTとAQはガッツリ含まれていますから。
なにはともあれ、残り3テーブルでチップリとなりました(2テーブル18人がインマネ)。

その後、順調に生き残ってファイナルテーブルへ。
タイト目にプレーしていましたが、QQ>A9s、AJ>ATなどでミドルスタックを飛ばしていきます。残り4人でディールの交渉になりますが、一人が「いや、自分はプレーしてもかまわないし」とブツブツ言っていたので続行。自分は飛行機の時間が迫っていましたが、こうなったらやむを得ないと腹をくくりました。どうも長引きそうなので、とりあえず飛行機はキャンセル(手数料無料でした)。

残り3人で印象に残っているのがこのプレー。
SBからスペードのJ4sでコンプリート(リンプ)、BBはチェックしてフロップを見に行きます。フロップは98xでハートが2枚。まったくハンドと絡んでいないけど、プリフロップで相手も特に強みを見せなかったのでベットするとコールされました。ターンで2枚目のダイヤとなるAが落ちました。このAはとても重要なカードです。
何周か前にやはりSBからリンプしてみたところ、BBのプレーヤーはレイズをして私がフォールドしたのを見て手札のAを得意げに見せてきました。すなわち、彼のオプションチェックレンジにAは限りなく薄いということです(BBでAがあればリンプに対してレイズをするはず)。こちらが弱みを見せると打ち込んでくることも分かっていますので、チェックするとハーフポットより少し大きめのベットが入りました。こちらがAをリプレゼントしてチェックレイズすると相手はさほど考えずにフォールド。
ちなみにターンでコールされた場合、リバーでフラッシュを完成させるカードが落ちなければ、もう一発撃ち込むつもりでした。相手は、変な2ペアでもなければコールできませんからね。
これは木原さん直伝の技(応用編)です。うまい具合に決まってくれました。

その後は、3人で一進一退の攻防が続き、自分がショートスタックに転落したところで残りの二人がQQ>AQでぶつかり、漁夫の利でヘッズアップに! この時点で圧倒的なチップ差がありましたが、オールインで2連勝して逆転するも、最後は相手のリンプにBBから23oでチェックしたらフロップトリップス!!! ところが、相手のQQスロープレーにターンでQを当てられて、リバーの相手オールインにスナップコールして終わりました。
22時スタートのトーナメントで終了したのが翌朝の午前9時(笑)。miyukiやひゃっほうさん、ポーカー仲間が見守ってくれていたので最後にいいところをお見せできなかったのが残念でしたが、基本的にはやるべきことをやった上での結果なのでthat’s pokerですね。
6つ出たトーナメントのうちもっとも安いバイインだったので2位賞金2700ドル(優勝で4000ドル)と大赤字には変わりありませんが、100万円負けたわりに「終わりよければすべて良し」という気分になれました。

そうして、文字通り空港までダッシュして帰国(そのわりに接続便が遅延したので、乗り継ぎで時間が余りましたが)。 機内では爆睡してたので、文字通り成田までワープした感じです。また遠征の際にはレポートできればと思っております。

 

 

 

すごくマニアックな戦術をアップしました。

 

こんにちは、jjです。

miyukiはベガスに到着して本場でポーカーに没頭しているようです。羨ましいですね。

こんな感じでしょうか。

 

slamdunk

 

矢沢くんと違って、miyukiの場合は牟田さんという〝基礎を教える人〟がそばにいるので安心です。
(偶然ですが、私もポーカールームで牟田さんとご一緒したことがあります。すごくナイスガイでした。ポーカーって性格の悪い人の方がうまいと冗談めかして言われていますが、自分の周りではけっこう人格者が多くて不思議です)

さて、私もmiyukiほどではないですが、たまにポーカーをやっています。

で、かなりマニアックな戦術をアップしました。NLSD2-7というマイナーゲームのトーナメントについてです。

プレーしたことがない方は暗号の羅列のような文章になっていると思うので、スルー推奨です。

 NLSD2-7中級編7つの心得 for advanced tournament players

 

 

 

【ブックレビュー&インタビュー】明浜市立東本郷中学校ポーカー列伝!

 

 カネを賭けないポーカーは楽しいか。

ノーと答える人もいるかもしれないが、私は楽しいと思う。ただし、相手が自分と同じぐらい真剣にプレーするならば――。

真剣に行われない勝負事ほど白けるものはない。モノポリーや桃鉄で形勢不利になると勝負を投げる人間とは、二度と一緒にゲームをしたくないものだ。

その点、カネを賭けるという行為は、真剣さに一定の担保を与えてくれる便利なシステムではある。相手は勝負の結果に執着せざるを得ないし、仮にそうでなかったとしても幾ばくかのカネをせしめることができれば、それはそれで満足できる。

とはいえ、そもそも「高校球児はカネを賭けずに楽しいのか」「賭けない百人一首は楽しいか」という問いを発する人はいないだろう。ポーカーは金銭が発生することによって人気が高まっているが、それによって純粋にゲームとして楽しむ余地が少なくなってしまっているとすれば残念だ。

 

前置きが長くなったが、『明浜市立東本郷中学校ポーカー列伝!』は「カネを賭けないポーカーは楽しいか」という命題に対する一つの答えを提示している。

主人公は、とある事情からポーカーが爆発的に流行している中学校の男子生徒。同校では名誉や部室獲得といった権利をかけて、定期的にポーカートーナメントが開催されている。中でもメインとなっているのは、クラブ対抗で行われる5人チームの「団体戦」である。

主人公たちは、学内で伝説となっているポーカークラブを倒すべく王座に挑む。

『涼宮ハルヒの憂鬱』のキョンを彷彿とさせる主人公の語り口だが、前半の仲間集め、ツンデレ気味の女性隊長(しかも、メガネっ娘!)、主人公を目の敵にするライバルキャラ、主人公の母親に頼まれて毎年バレンタインデーにはチョコレートをくれる幼馴染み(でも、ポーカーは鬼のように強い)、夏休みのスパルタ合宿といった要素は、どれもライトノベル的でありマンガ的だ。笑いあり涙ありの青春ストーリーに仕上がっている。

ある意味では使い古された展開なのだが、そう読者に感じさせないのは、随所にちりばめられたポーカー的演出であり、特に後半の緊迫したトーナメント描写によるものだろう。

必殺技や超能力のように相手の手札を読むプレーヤーは出てこない。作者はあくまでもリアルなポーカーを描こうとしており、“わかっている”作者が書いているからこそ、卓上の心理戦も安心して読んでいられる本格的内容だ。

まさに「読むポーカー」なのである。

amazonのキンドル(電子書籍)で販売されている自費出版小説だが、キャラクター設定やストーリー演出などのエンターテイメント性は十分で読み応えがあり、ポーカーのプレーシーンに関しても口うるさいマニア納得の完成度だ。

 

家族や友人は、維羽さんが小説を書いていることは知らないとか。
本作以前にも数本の作品を書き上げている。

 

◆著者・維羽裕介さんインタビュー「初めてのカジノでは手が震えました(笑)」

――ポーカーを小説の題材として取り上げようと思ったのはなぜですか。

「ポーカーというゲームの知名度は高いのに、ポーカーをテーマにした小説はあんまり見ないなあ」という素朴な疑問からです。登場人物を高校生にするか中学生にするかで迷ったのですが、高校生で頭が良いキャラクターを書こうとすると私の知能を軽く超えてしまう恐れがあったので、中学生にしました。

 

――「明浜市立東本郷中学校ポーカー列伝!」は上下巻の大作ですが、構想から完成まで、どれぐらいの時間がかかりましたか。

別の作品を執筆しながらネタ集めとプロット作りに一年ほど、執筆と推敲で一年半ほど掛かりました。ものすごいスローペースで執筆しています。

 

――本作はAmazonのキンドル(電子書籍)として刊行されていますね。読者からは、これまでにどんな反響がありましたか。

本来であれば原稿を完成させる前に誰かに読んでもらって問題点を修正すべきなのですが、ポーカーに詳しい友人がいなかったので、私以外誰も読んでいない状態でAmazonにアップロードしました。

ですので他人がどういう感想を抱くのかまったく分からず、本を出してから日々ドキドキしていましたが、下巻を出した辺りからtwitter経由で色々と感想をいただき、ポーカーのルールをほとんど知らない方からも面白かったというコメントをいただけてホッとしています。

 

――好きな作家、影響を受けた作家はいますか。

SFを中心に執筆されている秋山瑞人先生がもっとも好きな作家で、かつ影響を受けた作家です。

 

――維羽さん自身もポーカープレーヤーだそうですが、プレー歴と始めたきっかけを教えてください。

具体的なきっかけまでは覚えていませんが、まず高校生の頃にポーカーに興味を持ちました。当時、Yahoo!ゲームにリミットホールデムがあり、よくプレイしていましたね。

その後、一旦は執筆の面白さにのめり込むのですが、気分転換で観た「007 カジノ・ロワイヤル」にノーリミットホールデムが出てきて、ポーカーをもう一回勉強してみようかなと思い立ち、それから三年程つかず離れずといった感じでポーカーを続けています。

 

――ポーカーをプレーしてきた中で印象に残っている体験はありますか。

海外のカジノで初めてホールデムをプレイした時のことです。ものすごく緊張していました。

常に手が震えていたり、ストリングベットをしてしまったり、BBの時にチェックでフロップに行けるのに勘違いしてフォールドしてしまったりと初心者丸出しだったからか、ポットを初めて獲得した時に同じテーブルを囲む外国人から「コングラチュレーション」と口々に賞賛されて、とても悔しい思いをしました(笑)。

 

――トーナメントをプレーしたことはありますか。

本書でトーナメントを描いておきながら、実はライブでは未経験です。なかなか集中できないたちなので、集中してポーカーをプレイできるのは九十分くらいが限界です。いつかチャレンジしたいなぁと思っています。

 

――ポーカーをプレーしていて、一番エキサイトするのはどのような場面でしょうか。

自分がベストハンドではない時に難しい局面に追い込まれ、相手のベットやレイズのストーリーに合理性があるかどうかを判断し、自身のアクションを決定するまでが一番エキサイトしますね。

 

――本作の主人公はティルトにならないことが強みですが、維羽さん自身はポーカーをプレーしていてティルトになることはありますか。

もともと深く考え込まない性格なので、バッドビートはかなり冷静に受け止められます。ただ、自分のミスから生じた負けについては引きずることが多いですね。

 

――作中で一番好きなキャラクターは誰ですか。

本作の数少ない良心とも言える悠木です。性格の悪いキャラクターが数多く揃っている中、彼だけは中学生に相応しい健全な精神と思いやりの心を持ち合わせています。本当は夏合宿に遊びに来てトーナメント攻略のための重大なヒントを話す予定でしたが、その役目は別の人が担いました。

それ以外では主人公をとことん嫌う榊原が気に入っています。本当はもっと創意工夫に富んだ嫌がらせをしてくれるはずでしたが、尺の都合でカットとなりました。

 

――気が早い質問かも知れませんが、すでに次回作の構想はあるのでしょうか。あるいは、再びポーカー小説を書くつもりはありますか。

20歳の頃に初めて書いた処女作を大きく手直しして出したいなあと考えています。ちなみにこれはポーカーのポの字も出て来ない作品です。

ポーカー小説については「これを書こう!」と考えていたことはほとんど出し切ってしまいましたが、続編のアイデアさえ思いつけば、すぐにでも書き始めたいところです。

 

――これから「明浜市立東本郷中学校ポーカー列伝!」を読もうと思っている方に一言お願いします。

本作は上下巻に分かれていて、上巻ではポーカーのルールや基本的な戦略についての説明、下巻では実際にポーカーをプレイする時の考え方に重点を置いています。

ポーカーをテーマにした小説を書いてみましたが、私自身、もうすぐ脱初心者できるかな? というところです。そういう意味ではポーカー初心者がポーカー初心者向けに書いた小説と言っていいかもしれません。

なので、ポーカーに詳しい人はもちろん、「これからポーカーを覚えたい!」という方にもぜひぜひ読んでいただければと思います。

 (取材・構成/jj)

明浜市立東本郷中学校ポーカー列伝! 上巻
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