ポーカー無宿78「先日の発狂ハンド2」

 

今度はこんなハンド。

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ボタンでKd Kcが配られました。全ハンドの中で二番目に強い素晴らしいカードです。

「KING KONG」って別名で呼ばれたりもします。

 

ミドルポジションからレイズが入っていたので、リレイズしました。

すると、ミドルポジションはリリレイズを返してきました。

 

AAが相手の可能性もありますが、相手がAKなど持っている場合もあります。

仮にAA相手でも19%くらいは勝率があります。

 

オールインしました。

 

相手は結構悩んだ後、

こちらのオールインをコールしてきました。

悩んでいる時点でAAはないです。

AAはプリフロップ(ボードが無くてカードが手札2枚だけの状態)では最強のハンド(ナッツ)なので、悩まずにコールしてきます。

ちなみに、悩まずにすぐにコールしてくることをスナップコールと言います。

 

結局、

相手のハンドはQd Qcでした。

この時点で期待値は81%!

ポットは17,000ペソ(約39,000円)なので、13,770ペソの価値があります。

 

 

フロップが開きましたよ。

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なんと、KもQも落ちました。

自分がペアを持っている状態で作る3カードをセットと呼ぶのですが、

このように、

セット同士の戦いになることを「セット・オーバー・セット」と言います。

下のセット(この場合QQ)は圧倒的に不利です。

捲り目が残り1枚のQを当てるか、ボードでストレートができたり、フラッシュができて、良くて引き分け、なんていう状況です。

 

しかし、

セット・オーバー・セットとは言え、

ボードにスペードが3枚。

 

次にターンです。

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と思っていたら、4枚目のスペードが落ちましたよ。。

KKもQQもスペードを含んでいないので、リバーでスペードが落ちてしまえば引き分けです。

ちなみに、一番最悪のパターンは、Qのハートが落ちることです。

Qのハートが落ちたら、僕のKKはフルハウスになりますが、QQはフォーカード(クワッズと言います)になり、QQの勝ちとなります。

 

この時点で期待値は77.3%にまで減少しましたが、まだまだ優勢です。

 

最後にリバーです。

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サクっと5枚目のスペードが落ちてしまいました。

これで、お互いフラッシュということになってしまいました。

ボードフラッシュ(ボードのカードだけでできたフラッシュ)でチョップ(引き分け)。

 

発狂です!

17,000ペソのポットを逃しました。

 

 

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