ポーカー無宿93「モンスター・オン・ザ・フロップ」

 

先日の発狂ハンドです。

 

*ポジションはこちらを参照ください。「ポーカー道」様から拝借しています。

 

 

ミドルポジションでQQが配られました。

全ハンドの中で、3番目に強い組み合わせです。

MPからレイズしました。

 

レイトポジションのCO(カットオフ)とBTN(ボタン)はそれぞれコール。

BB(ビッグブラインド)も参加して4人でフロップを見に行きます。

 

 

 

ジャックポット!

フロップでいきなりのモンスターハンド、QQQ22のフルハウスです。

 

 

BBがチェックで回してきましたが、ここはスロープレイでチェックしてみました。

(相手が2を持っていたら、フロップ・ターン・リバーで3発取れるので、これはベットの方が良さそうです)

 

CO(カットオフ)もチェック

 

すると、

BTN(ボタン)がすごく小さいベットをしてきました。

2を持っていて、ポットを膨らませたいのでしょうか?

一体何なんでしょうか?

 

 

BB(ビッグブラインド)はフォールド。

 

僕はコールしました。スロープレイを続行。

(レイズを返した方が良さそうですね。AQ,KQ,QJなどのQ持ち・2持ち・フラッシュドローがコールしてくれそうです)

 

 

CO(カットオフ)もコール。

彼は弱いQかドローだと思います。

 

 

ターンはJh。

 

ここでも僕はチェックしました。CO(カットオフ)もチェック。

(フロップはチェックコールしましたが、ターンで3人なので、ドローもいそうですしドンクした方が良さそうですね)

 

相手はQQは予想しづらいでしょう。

2持ちや、JJ持ちがいたら、結構取れます!

 

 

BTN(ボタン)はまた、ものすごく小さいベットをしてきました。

何なんでしょうか? 不可解です。Q2とかで、フロップでQQ222を完成させたのでしょうか。

弱いQ(QTなど)を持っているのかな?

 

BTN(ボタン)の彼は、いつも1つ上のレートで打っている上手な韓国人です。

そんな人がこういうベットをするには、必ず何か意味があります。

 

コールしてみました。

CO(カットオフ)もコール。

 

 

リバーはQ!

クワッズ(フォーカード)ができてしまいました。

 

リバーのQで、僕のハンドはQQQ22からQQQQのJキッカーになりました。

これで僕が負けているハンドはなくなり、正真正銘のナッツ(最強)です。

 

リバーはチェックで回さずにベットしてみました。

 

CO(カットオフ)はフォールド。

おそらくフラッシュドローだったのでしょう。

 

しかし、

ここでBTN(ボタン)がレイズしてきます。

こちらのベット額の3倍強を打ってきました。

 

 

???

 

 

QQ222でしょうか?

上手い韓国人が、2を1枚だけで完成するQQ222でレイズするのでしょうか?

弱いハンドにはフォールドされ、自分が負けているハンドにはコールやリレイズをされてしまうレイズです。

 

QJならこのアクションはあり得ます。

QJなら、QQQJJとなり、もし僕がQだけを持っているなら、QQQ22なので、そこから沢山バリューを取れます。

ですが、Qは僕が2枚とも使っているので、他には存在しないのです。

 

 

相手のハンドはもしかして、、、、?

 

 

判然としませんが、

僕はQQQQのクワッズ(フォーカード)は正真正銘のナッツ(最強のハンド)でなので、もちろんリレイズします。

 

 

オールイン。

 

 

ここで、

BTN(ボタン)は再び悩みます。

 

 

???

 

 

こちらのアクションは、ブラフでなければ相手からはQQQJJや2222Qに見えそうです。

QQQ22でここまで強いアクションはしないです。

2222Qならやります。

 

そんなハンド群を相手に悩むということは、、、、

 

ま、

まさかの、、、

22持ちの、2222でしょうか!?

 

クワッズ(フォーカード)対クワッズは相当なレアケースですよ!

 

相手は相当悩んで、

さらに悩んで、

その上に悩んでから、こちらのオールインにコールしました。

 

 

 

22の2222クワッズ(フォーカード)でした。

ご愁傷様です。。。

 

 

QQQQ対2222のクワッズ・オーバー・クワッズ。

僕はQQQ22のフルハウスを作って、

「モンスター・オン・ザ・フロップ」と喜んでいましたが、

相手も同様に「モンスター・オン・ザ・フロップ」と思っていたんですね。

 

運良くリバーで逆転しましたが、本当に幸運でした。

 

 

「クワッズ・オーバー・クワッズなんて、7年ポーカーをやっていて、2回目だよ」

と、相手はボソりと呟いていました。

 

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