ポーカー無宿104「なんだかんだで出ちゃいましたAPT その5」

 

さて、

TTでデカいポットを獲った幸です。

 

AA持ちでKK相手に当たったりと、

ラッキーな展開も手伝って、チップはさらに増えて50,000に!

 

そして、

遂に生き残りが10人になり、最後のテーブルを囲むことになりました。

Mさんも生き残っています。

 

1-8位がメインイベントのチケット(50,000ペソ相当)、9位が15,000の賞金です。

あと1人飛べば、その他全員の入賞が決まります。

こういう状態を「バブル」と呼びます。

ここで飛ぶのは相当寒いです涙。

 

「ギリギリで何も貰えない状態」とは、トーナメントで一番悲しい!

バブっちゃうのは勘弁、、、。

 

 

、、、と思っていたら、

あっと言う間に、1人が飛んでしまいました。

 

 

彼はかなりのショートスタックで、

オールインするしかない状態に追い込まれていたためです。

どうしても避けられない事態ですね。

 

 

で、

ここからが問題なのですが、

現状残りあと1人が15,000ペソを、他全員が50,000相当のメインイベントチケットを獲得する段階になったわけです。

さっきまでは、

「10位で何も無しは本当に勘弁だ!」と思っていましたが、

「9位で自分だけチケットが貰えないのは勘弁だ!」と思うから人間は身勝手です笑

 

 

ここで、

チップ量が一番少ないドイツ人が、「ディール(取引)しよう」と持ちかけます。

 

ポーカーの面白いところの一つに、いつでもディールできてしまう、という特徴があります。

全員がディールに応じれば、その時点でゲームをやめることもあるのです。

 

たとえば、

決勝卓で2人で優勝を争っている場面で、

「優勝は譲るから、賞金は俺の方に多めにくれ」なんてディールもあり得ます。

名を取るか実を取るか、トーナメントではそんな選択まであるのです。

 

 

さて、

ここでドイツ人が出した条件は、

「全員が3,000ペソずつ払って、自分以外の全員がシートを獲得する」

「自分は全員から集めた24,000と9位入賞の15,000を貰う」というものでした。

 

ドイツ人の言い分は、

「少額の負担で全員シートを確保できる!これ以上の戦争は無意味さ!」みたいなことです。

 

このドイツ人は現状チップをほとんど持っておらず、一番不利な状態です。

退場する可能性が一番高いです。

 

チップリーダーの中国人は既に6万ものチップを持っています。

彼はほぼほぼシートを得ているようなものなので、

彼からしたら「追加でなぜ3000ペソ払って保険に入らないといけないのか?」という心境です。

もちろん、彼は取引に応じません。

僕も5万のチップ量をがあったので、ディールするメリットが相当少ないです。

 

もし、

ドイツ人と同じようなチップ量の人が他にもいたら、ドイツ人に加勢したかもしれませんね。

立場によってディールしたい内容が変わるのも人情です。

 

結局、

誰も取引に応じませんでした。

ドイツ人は、渋々条件を取り下げます。

 

気を取り直してプレー再開です。

誰もが9位を避けたい。

特に、ショートスタック(チップ量が少ない人)は、毎ハンドが生死の分かれ目、、といった状況です。

 

このとき、

既にブラインドは、1200/2400/400。

毎回ポットに7800ものチップが徴収されていきます。

 

ここで変化が起こりました。

ミドルスタックがショートスタックとぶつかり、ミドルスタックが負けて、みんながショートスタック化してきたのです。

 

誰もが「自分が」死ぬ可能性を感じ始めました。

そうなると、

次第に、ドイツ人の言葉に耳を貸す人が増えてくるわけです笑

 

 

しかし、

まだディールは成立しません笑。

 

卓上ではハンドで戦い、

会話ではディールするかしないかの政治。

複雑なゲームです。

 

しかし、

遂にその時がやってきたのです。

ショートスタックが一人飛びました!

 

やっと8人のシート獲得者と、1人の賞金獲得者(15,000ペソ)が決まったのです。

 

そんなわけで、

運も手伝って90数名のサテライトトーナメントを勝ち抜いてしまいました。

 

 

じゃん。

IMG_3773

やったね。

同卓したM氏もシートを獲得。

 

同居人の先輩も交えて軽く一杯飲みにいきました。

IMG_3778

ちょっと早いですが、一応これも勝利の美酒です。

 

メインイベントは、12日(土)から始まります。

頑張りますよわたしはー!

 

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