木原さん、ご指南ください! その3(終わり)

 

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その2からの続きっす。

 

で、なおもガツガツとチップを増やしていく木原さん。

せっかく同卓させてもらってんだからこれはチャンスだと思い、色々と気になったことを質問してみました。

 

「今のどうしてフロップで打たなかったんですが」とか、

「何でその手を降りれたんですか」とか。

 

その質問の一つ一つに、丁寧に答えてくれました。きちんと理屈をつけて。

あと、木原さんの方からも、

僕に足らないものを察してか色々とアドバイスをして頂きました。

 

 

 

印象に残った言葉をいくつか挙げると、

「ポーカーはエクイティのゲームです。相手に対して勝率が50%を超えない手で入っちゃだめですよ。プリフロ以降に何か引かれてもそれは結果論です」

「ディープになるほどルーズにプレイする人が多いけど、全く逆なんです」

「ポーカーはゼロサムゲームではありません。レーキが発生する以上、五分五分ではダメ」

「AAでこのボードでフロップ・ターン・リバーと三発打てますか? ショウダウンまでいきたいのに、打ってレイズされたら降り辛くなる。なら、フロップ以降はベッティングラウンドは三回あるんだから、フロップで打つのをやめてポットコントロールに使ったっていいんです」

「3betされてOOPで降りる。これって皆が思っているよりとても大切なこと」

「自分が相手に対して、どういう点でエッジ(=優位、強み)があるかを明確に理解していないといけないですよ」

 

 

 

、、、なんというか、金言だらけ。

こんなん一人で独占して聞いてていいのかいな、という心境になりました笑。
(こういう指導をしてもらう行為をコーチングと言います。お金を払っても全然おかしくないシチュエーションです。プロの傍らコーチングをしている方もいます。WSOPなどでは、ファイナルテーブルに残ったプレイヤーが、有名プロに大金を払って急遽コーチングをお願いするケースもあるようです)

 

 

 

箇条書きだとちょっと抽象的な言葉ばかりなので、一つ例をとります。

例えば、最後のフレーズ、「自分が相手に対して、どういう点でエッジ(=優位、強み)があるかを明確に理解していないといけないですよについて。

 

ライブのテーブルで、特にローステークスのテーブルのプレイヤーに見られる特徴で顕著なのが、ルーズで降りにくい」ことです。

ここまではただの特徴ですが、その相手の偏った特徴に対して適した戦術をとっていきます。

 

特徴1)相手がルーズ

→戦略1)自分が参加するハンドを絞って、自分の方が強い状況でより多くプレイすればいい。

特徴2)相手が降りにくい

→戦略2)では、プリフロのレイズ額を上げて、相手により大きい代償を払わせればいい。

 

ここで生まれた相手と自分の差が、そのままエッジになります。

「Tight Is Right」なんて言葉もありますが、ローステークスではこれは正に適切な戦略だと思います。

 

この例に限らず、「全然レイズをしてこない」「3betに降りやすい」「ブラインドを守らない」など、人それぞれ癖があります。

その癖に合わせて的確な戦術を選んでエッジを生み出していくわけです。

とってもシンプルな話ですが、その大切さを再確認させて頂きました。

 

 

 

、、、ちょっと話を広げますが、

このエッジという言葉は、ポーカーのテーブル内でも大切ですが、テーブル外でもとても大切な考え方だと常々考えています。

 

 

 

まあ簡単に言うと、「僕にあるエッジ(=優位、強み)って何だろう」ということです。

 

 

世界中のポーカープレイヤー全員が、「ポーカー上手くなりたいな」って思ってヨーイドンしている状況です。

僕は自分が学力的に凡人なのは重々知っているので、他のところで人と差をつける(というか、まずは埋める笑)必要があります。

 

僕は自分のエッジを、「コツコツ継続できること(好きなこと限定)」「ちょっとした行動力」あと、「ティルト(=キレちゃうこと)しない」「人の力を借りるのが結構好き」ってところかなーと思っています。

 

前の二つは結構みんなが持ってたりする強みだけど、後ろの二つは苦手な人もいるんじゃないかな、と思っています。

ティルトを本当に防げない人って結構います。僕は自分の立ち位置を知っているので、そんなに狂っちゃったりしないです。

また、「人の力を借りるのが結構好き」ってのは、僕の一番の強みなのかなーって思います。

一人で一から何かをやるのは非効率的です。先達から学ぶのはとても良い方法だと思っています。

 

ちょっと告白しますが、実はその目的もあってこのブログを作りました。

自分が発信する側になって色々な人間関係を作り出せれば、色々なヒントを貰えるんじゃないかなって。

それが、自分の強みを一番よく生かせる手段なんじゃないかーと思ったのが発端です。

そのためには、僕も皆が知りたいような情報(例えば海外のポーカールーム情報なんか)を集めて提供していかなければいけません。

やっぱりタダはだめっす。

 

 

 

そんなわけで、木原さんのところに無理言ってついててきてよかったなーと思っています。

これも、エッジが光った場面ではないでしょうか笑。

 ご迷惑だったかもしれませんが、木原さん本当にありがとうございました。

 

 

 

さて、

同卓のその後ですが、

僕は木原さんのアドバイスのお陰で、かなりの量のチップの山を築きました。

AcAsで3betしてフロップオールクラブ。ターンAでリバーでペアボードになる形でフロップフラッシュを破ったりと、かなりラッキーな展開もありました。

 

で、木原さんとは、、、

終ぞ大きなぶつかり合いはありませんでした笑。
(期待された方すいません)

 

一度木原さんの3betにIPから77でコールしたことはありますが、それだけでした。
(ディープスタックでのミドルペアの使い方も勉強させてもらいました。ありがとうございます)

 

でも、木原さんが気を遣ってくれたのかも。

木原さんの手によってこの旅が終焉を迎えていた可能性もありましたから笑。

 

 

 

さて、僕がまだまだ未熟なのを再々々確認した木原さんのコーチングですが、このままじゃ終わりませんよ。

いつか木原さんに、何かどんな形であれ、お返しをせんことには。

 

 

やっぱりタダはだめっす。

貰いっぱなしは気持ち悪いので笑

(終わり)

 

 

 

「木原さん、ご指南ください! その3(終わり)」への18件のフィードバック

  1. 先日は、コメントへの返信ありがとうございました。

    Phil Galfondさんが、「自己認識力は、私が思うに素晴らしいポーカープレイヤーがもつ5つのスキルの一つだ」と言っていました(ruskさんのブログで読みました。掲示板からの転載だそうです。他の4つについては、触れてませんでした)。その記事を読んだ直後にこちらを読ませてもらったんですけど、miyukiさんはまさに自己認識力が高いのかなあと思いました。特に、「人の力を借りるのが結構好き」ということを自分のエッジと認識し、最大限に活用できてしまっているところが。

    「ポーカーはエクイティのゲームです。相手に対して勝率が50%を超えない手で入っちゃだめですよ。プリフロ以降に何か引かれてもそれは結果論です」。
    これは、どういった場面に当てはまることなのでしょうか。レイザーのレンジ全体に対して、自分のハンドが持つ勝率が50%を超えているか考えろということかなと思ったのですが。つまり、タイトなプレイヤーのアンダーザガンからのレイズに、ボタンでもATとかKJとかスーコネでコールドコールしてはいけないということかな、と。

    1. いつもありがとうございます。
      masayukiAAAさんのコメントを拝見して、ruskさんのブログをとりあえずポーカーのところだけ全部読んでみました。
      この方の考え方や文章って面白いですね。

      で、その後もネット検索を続けていたら、Phil Galfondの全文をしまださんのブログで発見!
      http://d.hatena.ne.jp/shimadajp/20120724/p1
      今日、ポーカー中にこれを読んでかなり勉強になりました。よろしければ。

      得手不得手がありますが、それも訓練で何とかなるものもあれば、持って生まれたものもあります。
      自分の強みをもっと見つけて、これから積み重ねていきたいですね。

      で、エクイティの話ですが、僕も同じ質問をしました。
      masayukiAAAさんが書かれている内容その通りです。タイトな人のレンジ、ルーズな人のレンジで、それぞれ調整し直さなくてはいけません。
      何事も、相手を見て、柔軟に対応するべきだと学びました。

      1. 全文の紹介と質問に答えてくれたこと、ありがとうございます。私は、いまruskさんのポーカー関連をすべて読もうとしているところです。Phil Galfondさんのように、ポーカーをテーブル内だけでなく、テーブル外も含めて考えているなと感じています。

        他人を簡単にキレさせられる能力があったとしたら、テーブル内ではエッジになりそうですね笑

        1. 今日ポーカー中に全部読みました。疲れたけど色々勉強になりました。
          また面白い情報を交換してきましょう!(キレない方法とか笑)

  2. お前の強みは「キレない」ことだけじゃなくて、他人を簡単に「キレさせる」ところにもあるのだw

  3. はじめまして
    LA近くに引っ越してきたので最近ポーカーはじめました!!(日本ではずっと麻雀してました)
    こんな近くに木原さんが来られていたとは・・・
    うらやましい限りです!
    年も同じですごく親近感がわきましたので、拝見させていただきます。
    がんばってください!

    1. LAに引っ越しですか。いいですねー!
      ポーカールームはどこに通われてますか?

      次はマカオに一瞬いて、ベガスに渡る予定です。
      LAに行く事がありましたら是非よろしくお願いします!

      1. 実はLAというよりもサンディエゴの方が近いんですけどね。。。
        まだほんとにはじめたばかりですので、通うというほど行っているところがありませんw
        レートも最低レートで練習中ですw
        べガスも頑張れば車で行けるのでアメリカに住んでるうちにWSOPに行ってみたいですねー
        LAでしたらいつでも行けますのでその時はよろしくお願いします!

        1. アメリカはネットポーカーがないですからね。あれば短期間&低コストでたくさん練習ができると思います。最低レートでたくさん打つ事も練習になりますが、覚えるなら下手な人の癖よりも上手い人の打ち方によく触れたほうがいいかと思います。
          動画やポーカー本を読んだりすることがいいのではないでしょうか。また、自分の一つ一つのアクションの意味をよくよく考える事、収支をきちんと計算して自分を誤摩化さないことも重要だと思います。偉そうにすいません。

          少しずつ無理なくレートを上げていけるといいですね。ロスは色々と拠点になるところなので、今度も伺うと思います。お会いしましたら是非よろしくお願いします!

          1. アメリカでネットポーカーができないことは知らなかったので最初は衝撃を覚えました・・・
            今のところ平日は本を読んだり動画を見たりして勉強しています。
            それで週末にカジノに行って実践という感じです。
            今まで麻雀、スロット、FXでそれなりに稼いでいましたが、すべて勝ってる人に教えてもらって勝てるようになったので、教えてくれる人がいないポーカーはなかなか難しいですね。
            勝ち組の方のお話はとても参考になりますのでこれからもいろいろよろしくお願いします!!

          2. 麻雀、スロット、FXで勝てるならポーカーも大丈夫では笑?
            僕なんてまだまだですが、質問を頂いたら一生懸命考えて答えますので何かありましたらいつでもどうぞ!

            早く勝ち組になりたいっす(切実)
            切磋琢磨していきましょう。

  4. 一度木原さんの3betにIPから77でコールしたことはありますが、それだけでした。
    (ディープスタックでのミドルペアの使い方も勉強させてもらいました。ありがとうございます)

    と、書いてありますが、具体的に教えてくれませんか?僕もディープスタックでのミドルペアに苦戦しているので是非知りたいです。

    では、頑張って下さい。m(_ _)m

    1. コメントありがとうございます。
      これには色々な意見があるとは思いますが。

      仮に、300BB持ちで77でレイズして、IPの300BB持ちの相手に3betを返されて、セットのインプライドオッズを考えてコールしたとします。
      フロップQJ7のレインボー。チェクしたところ、相手はベット。レイズを返すと、リレイズされました。みたいな状況。
      「100BBくらいなら入れてしまってもいいけど、300BBをボトムセットと心中できますか」という話をしてくれました。
      セットを引きに行ったのに、せっかく引いたセットをパッシブにプレイしなきゃいけない。場合によっては降りなきゃいけない。この辺りが上手くできないと、ミドルやローのペアを扱うのは難しいな、、という話です。僕は自信がありません笑。

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