べガスの見所は「ストリップ」と「ダウンタウン」。
黄色い枠のエリアが「ストリップ」
赤い枠のエリアが「ダウンタウン」です。
二つの名所はちょっと離れていますが、
バスを使えばストリップから20-30分くらいでダウンタウンまで来られます。
ポーカーの$5/10以上のテーブルはストリップのエリアでしか立ちません。
そのため、ダウンタウンにはあまり用事がないのです。
べガスもあと数日なので、
これまで行った事がなかったダウンタウンを散策してみよう、というわけです。
牟田さんと、べガス在住の日本人ディーラーのOさんと一緒に行って来ました。
高いゲームも立ってないし、ダウンタウンって寂れてんのかな?
ご年配の方が多いのかな?
とか思ってましたが、
大繁盛でした。 どこも黒山の人だかり。
火曜日ですよ?
まず向かった先は、Binion’s(ビニオンズ)。
Binionさんが作ったからBinion’sという名前のカジノです。
現在、
ポーカーの世界大会WSOPは、RIOというカジノで開かれていますが、その昔はここで開かれていたそうです。
しかし、ギラギラしてますね~。
ポーカールームは歴史ある雰囲気。
壁には白黒の写真が数多く飾られています。
ここで幾多の名勝負が行われたのでしょう。
サインの寄せ書きなんかもあったり。
WSOPを3回も制したStu Ungar(ストゥ・アンガー)の写真もありました。
WSOPを3回も制したのに、最後はダウンタウンの安モーテルの一室で発見されます。
床で転がって死んでいたのです。
死因は「心臓発作、それも長年の薬物乱用がもたらした心臓疾患の結果」とのこと。
彼の人生には一体どんな出来事があったのでしょうか?
Stu Ungarはヤバい逸話がいっぱいあるので「Stu Ungar ポーカー」で検索されることを是非お勧めします。
本や映画にもなっていますよ。
こちらはGOLDEN NUGGET(ゴールデンナゲット)。
NUGGETはチキンナゲットと同じ、「塊」という意味です。
ずばり金塊。
アメリカ人は店にすごい名前をつけますね。
ベガス通を気取って以下「デンナゲ」と略してみます。
長いしね。
さて、こちらのデンナゲですが、
「High Stakes Poker(ハイステークスポーカー)」の舞台となっているカジノです。
「High Stakes Poker」とは、一流ポーカープロがテーブルを囲んで、数千万円単位のお金を賭けちゃうクレイジーなテレビ番組です。
こんなん流していいんかいな?という代物。
youtubeに上がってますのでご興味があれば。
ダウンタウンのちょっと外れの方にありますが、El Cortez(エルコルテス)も覗いてみました。
牟田さん曰く、
「低レートの中では、ラスベガスで一番条件のいいブラックジャックのテーブルが置いてあるカジノ」だそうです。
なんと1デックのハンドシャッフル。
ルールも甘いとのこと。
ブラックジャックのカウンター志望の方は、ここで出禁になれば一人前でしょうか?
(もちろん、出禁にならないように打つのが一流ですが)
最近のラスベガスのブラックジャックは辛いという話があります。
そもそもブラックジャックというゲームは、ディーラーに勝てば賭けた金額が倍になるゲーム。
(10ドルが20ドルに。1 to 1)
でも、Aと絵札(TJQK)が出ると、ブラックジャックといって配当が2.5倍になります。
(10ドルが25ドルに。3 to 2)
しかし、「6 to 5」テーブルというのが最近増えてきて、これはブラックジャックになっても、配当が2.2倍にしかならないのです。
(10ドル賭けて22ドルに。6 to 5)
世知辛いぜ。
カジノ以外に、面白いお店もありました。
こちらの怪しい雰囲気のお店は、ピアノバーだそうです。
「don’t tell mama」
屋号がいいですね。
こちらは「Heart Attack Grill」
店名が心臓発作って、、、、。
Stu Ungarの死因と同じですね。
ここは面白いサービスをしています。
「OVER 350 LBS EATS FREE」とは、体重が350ポンド(158.8kg)以上だと食事がタダになるのです。(「LBS」で「ポンド」という意味になります。なぜか)
店の前にはご丁寧に体重計まで準備されてます。
試しに乗ってみました。
136ポンド(61.7kg)。
アメリカでちょっと太りましたが、全然足りまへんがな、、、。
こんなんもありました。
見え辛いですが、アーケードにはワイヤーが張られています。
そこを、
ビュンっと滑空していくアトラクションです。
この塔の上から飛び立つようです。
街自体が遊園地みたいですね。
カジノの感想ですが、掛け金は低め。
ストリップに比べてディーラーの露出は高め?といった印象。
女性ディーラーがお立ち台で踊っています。
個人的なヒットは、
左腕にファイナルファンタジーの登場キャラ、
モーグリのタトゥーを入れた女性ディーラーでした。
そんなに好きなのか!と思いました。
日本のアニメやゲームの影響力はとても大きいですね。