その1はこちらっす。
その2はこちらっす。
その3はこちらっす。
◉12/25の続きの続き
40過ぎの韓国人(以下・クジラ)は、いきなり200,000ペソ(44万円くらい)のスタックで入ってきました。
本来100,000(22万円くらい)が上限なのですが、みんな自由すぎます。
そして、
なんと4ハンドで破産しました!!!!!!
と言うのも、
毎回参加でプリフロレイズは50BB、フロップ以降もとにかくオーバーベット。
そして、すぐに200,000ペソ(44万円くらい)買い足す。
この繰り返しなのです。
そう、
彼もまた正真正銘のアキカモなのでした。
マイクは彼のことを知っているのか、
コソコソと自分のスタックを足しています。
気づけばマイクのスタックは500,000ペソ(110万円)くらいに。
そしていつの間にか、
「10K-100Kペソ(2.2万円-22万円)」だったバイイン表示が、
「10K-NoMax(2.2万円-青天井)」に変わっています。
こ、こすい、、。
しかし、
マイクはなかなかクジラを捕らえきれません。
クジラはラッキーで36oでランナーランナートリップス(弱いハンドで超ラッキーする感じ)なんかを作っちゃって、マイクはAKを叩きつけたりと相当ピキピキした雰囲気。
怒ったマイクはオートストラドルを提案します。
オートストラドルになると、ブラインドがもう一個増えるので、レートが更に上がります。
つまり、レートを上げようぜ、という提案です。
僕らはショートスタック戦略なんで、デッドマネーが増えるし、まあ、大丈夫かなと。
しかし、レートがとんでもないことになっていきますね。
最初、
100-200ペソだったのが、そこからオートストラドルで100-200-400にアップ。
しかししばらくして、
「400だとお釣りが面倒じゃね?」との鶴の一声で、100-200-500(220円-440円-1100円)にさらにアップ。
クジラが放出したチップのためテーブル全体のスタックがディープになると、負けを取り戻そうとクジラはさらにレートアップを提案。そして、なんと200-500-1000(440円-1100円-2200円)に。
ちなみにダブルストラドルもトリプリストラドルもあり。
(しかもオプション付き=ブラインドレイズ扱いにならない)
結果、
200-500-1000-2000-4000(440円-1100円-2200円-4400円-8800円)のクレイジーブラインドに!
リンプするのに日本円で1万円弱かかる状態になりました。
ちなみに、ポーカールームのマッサージ嬢の時給は、1時間300ペソ(660円)程度です。
クレイジーな夜!
クジラはさらにスタックを買い足し、1,000,000ペソ(220万円)くらい持っています。
マイクも負けずに同額ほど持ってプレイ。
僕とJJは100,000ペソ(22万円)程度です。
クジラは、全てのハンドで50BBにレイズした上に、こちらのレイズ全てに3betを被せてきます。
永遠にハンドが待てればいいですが、ブラインドが上昇しているので、座ってるだけで削られてしまいます。
つまり、こちらは4betのレンジを広げて、ぶっこんでいかないといけないのです。
こちらはバッドビートを一度でも引けば終了なのを知っていて、
相手は無限のバンクロールを背景に「お前らがバッドビードを引いて死ぬまでやるぞ」体制なのです。
(あとで聞いた話ですが、彼はホテルのオーナーらしいっす。そりゃ金あるよね)
最強のハンドAAであっても、80%強の勝率しかありません。
ギャンブルになってきました。
運よく、
僕らにプレミアムハンドが回ってきます。
何度かオールインになり、コールを貰います。
クラックされず!!!!
スタックは、
僕が200,000ペソ(44万円)、JJが300,000ペソ(66万円)あたりまで伸びました。
このままやっても延々とレートを上げられるのと、
マネープレッシャーのため最適のプレイができなくなってしまうのと、
相手にとって一番嫌なのはこちらの利確だと思ったので、このあたりで切り上げることにしました。
そんなわけで、
最近の収支は急上昇しています。
JJは、
「おそらく最適戦略としては、相手の100%オープンレンジに対してエクイティのある上位20%程度のハンドでプリフロップオールインを繰り返すことだったと思いますが(ちなみにオールインにもかなりライトにコールしていました。50万円ぐらいのオールインをA5sで受けていましたし、20万円ぐらいなら63sでもコール)、あとはこちらが分散とリスクをどこまで許容できるかですね」
みたいな小難しいことを言ってました。
僕は分散を嫌っているので、
「ショートスタックで入って、ダブルアップしたら抜ける」というのが最適っぽいです。
嫌われる打ち方です笑。
Wチャイナは連日出撃中。
パクとクジラはたまに現れます。
肉を削ぐだけじゃなく、クジラを一本釣りしたい!!
胸に野望を抱くマニラの夜でした。