Choose Life

 

最近カジノショップを始めたわけですが、

お陰様で少しずつ注文を頂いてます。

 

先日入った注文がこちら。

COPAGのデック、12セット(24デック)まとめ売り。

 

受注画面を見て、注文を頂いた住所に「麻布 ポーカー」ってあって、懐かしい記憶が蘇ったんすよね。

 

・・・

 

あれはもう7-8年前になるかな。

そのときはフライデーの編集者として、毎日スクープを追いかける日々を過ごしてて。

 

プラン会議といって、記事の企画を5本くらい出すんだけど、これが月水金の3回もあって。

「そんなに世の中、都合よく事件は落ちてないっしょ」って思いながらも、あやゆるツテを探したり、盛り場に顔を出したりしながら情報を集めてた。

昼間は取材や記事を書いて、夜は大体2-3件くらい店をハシゴ。

朝方まで飲んでは、午前10時の会議に出勤する毎日だった。

 

 

そんな時期にハマったのがポーカー。

カジノゲームを勉強していた僕は控除率の低いゲームを探して、対人ゲームのポーカーに辿りついた。

同業他社の先輩にポーカーに詳しい人がいる、という噂を聞いて、仲良くなったのがJJだ。

(ちょいちょいこのブログの記事を書いてくれている。)

新宿の歌広場で3時間パックで入り一曲も歌わず、トリップスでフルハウスにつっこんで5万円くらい取られたデビュー戦。

JJは会社にチップケースを置いているギャンブル狂いだった。

 

新人でポーカーばっかりやっていた僕は、

無謀にも100-200万円握りしめてマカオへ行ったりベガスへ行ったりしていた。

その時知り合ったのがfirepoicatだったりするから面白い。

 

さて、

そんなポーカーに心奪われた僕は、

取材も兼ねてという言い訳でポーカースポットにちょいちょい顔を出すようになっていた。

 

・・・

 

世間が騒がしい週末の夜。

その日訪れたのは麻布にあるポーカーバーだった。

 

入口に入ってすぐ右手のカウンターには、古今東西たくさんのボトルが並んでいた。

僕は知りたてのメイカーズマークをオーダーした。

 

バーのすぐ横にポーカーテーブルがあり、少し奥には開けたスペースがあって、6-7人の男女が静かに飲んでいた。

中央にテーブルがあったので、今日は何か催しがあるのかな?とこの時は思った。

 

ポーカーテーブルには2人が座ってた。

一人は金髪のディーラーさん、一人は坊主姿のお客さん。

お客さんの横に座ってすぐに、ああこの人は、井戸実さんだな、と気づいた

ステーキハウスけんの社長で、当時はよくメディアにも出ていた気がする。

僕は挨拶と世間話をしてから、フライデーの名刺を渡した。

 

ちょっと遊びますか?という流れになり、

ディーラーさんも入って3人でホールデムを遊ぶことに。特にお金を賭けたりするわけでもないし、今考えたら一体何を賭けていたのかわからないけど、僕たち3人はゲームを始めた。世間話するにも、チップを触りながらの方が話が弾む気がする。

 

しばらくしていい手が入った。TTだ。

BUからレイズして、SBの井戸さんが降りて、BBのディーラーさんがコール。

フロップでTが突き刺さり、フロップ・ターン・リバーとトリプルバレル。

BBは金髪をごしごししながら、少考したのちに、ATを見せてフォールドした。

僕はTTを見せると、やれやれ、といった顔をして、「もう少しでコオってましたわ」とこぼした。

 

そうこうしているうちに、店内が騒がしくなってきた。

奥のスペースで静かに飲んでいた6-7人の男女は、今や15名くらいになっていて、

中心には立食用の食事が置かれ、飲み物も並んでいた。何か始まるのを待っているのは明らかだった。

店内にはなおも人が集まり、玄関のドアはひっきりなしに開いたり閉じたりを繰り返していた。

 

突如ひときわ大きな歓声があがる。

いよいよ主役が登場したのだ。

堀江貴文さんと村上世彰さんだった。

 

堀江貴文さんはもちろん、あのライブドア事件の堀江さんだ。

そして、村上世彰さんは、当時世間を騒がせた村上ファンド事件の張本人だった。

払った追徴金は過去最高額の11億4900万円。懲役2年の刑期を終えたばかりで、各メディアが村上さんの動向を探っていた時期だった。

黒髪の印象が強かった村上さん。すっかり白髪になった姿がとても印象的だった。

 

確実に記事になる。

と思った。

 

また、このとき、ちょっとマズったなとも思った。

名刺を井戸さんに渡していたことだった。

 

井戸さんの方に目をやると、案の定ちょっと微妙な顔をしてこちらを見ている。

 

「堀江さんと村上さんですね」

と、ありのままの情報をそのまま吐いて反応をうかがうと、

 

「そうだね」

と、これもそのままの情報が帰ってきた。

ポーカーを打っていた手は止まっていたが、微妙な心理戦はまだ続いているような気がした。

 

僕はiPhoneに手をやると、今から動けそうなカメラマンさんを探そうとアドレス帳を検索する。

カメラマンさんにも得手不得手がある。静止した商品を撮る物撮りが得意な方もいれば、野球などのスポーツを撮るのが得意な人も。

また、中には映画の試写会で女優さんが壇上に上がろうと段差を登る瞬間のパンチラや、

舞台挨拶でパイプ椅子に横並びに座った状態でのパンチラを撮るのが異常に上手い人もいる。まさに蛇の道は蛇の世界だ。

この場合は、盗撮が得意なあの人かな~と、検索窓に名前を入れる。後はダイヤルするだけだ。

 

しかしなー、、と。

 

状況を見るに、

懲役経験者の2人を労う、ちょっとした慰労会なのは明白だ。

ここにカメラを入れて、それが紙面に載ったところで一時のこと。世間はすぐに忘れる。

それよりも、あのパーティに誰か紛れ込んでいた、という後味の悪い会合にしてしまうのもちょっとね、、と気が咎めた。

 

自分が好きなポーカーの場を、

久しぶりに再会する友人との場を、

ただ世間の耳目を集めるからという理由で、テーマも決めず、揶揄することだけ決めて、くらだらない記事を書いて汚すのは違うよな~と。

 

 

井戸さんに軽く会釈をすると、

メイカーズマークを飲み干してその場を後にした。

 

・・・

 

あそこで電話をかけなくて本当に良かったなと今は思う。

麻布のポーカーバーの方から注文を頂いて、その日のことを思い出した。

 

あそこで携帯を鳴らしていたら、全然違った世界につながっていたと思う。

電話しなかったからこそ会社を辞めただろうし、今こうしてLAでポーカーブログ書いてんだからホント人生わからんよな~と思う。

 

・・・

 

最近一緒に仕事をしているYoshiくんのラインの待ち受けが面白くて、

 

わかるかな?

自分で描いたんだって。Trainspotting(トレインスポッティング)。

この映画好きだったな。大学時代は部屋にこのポスターを貼っていた。↓

 

 

人生はやっぱり、だいたい選んだ方向に動いていくなーと今日は再確認しました。

あなたはどう思いますか。

 

 

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