ポーカー仲間に伝えたい口座の話(3)

 

前回の続きです。

前回の話はこちらです。

 

長期投資口座の次は、生活口座を作りましょう、という話でした。

 

生活費を理解すると、日々何にお金が消えているかが明確になってきます。

使っている品目の中身がわかれば、

無駄を省いたり、予算を考えたり、また、ビジネス化できるヒントも見えてくるようになります。

 

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さて、今日の話は、
ビジネスを作る、です。

 

まず、僕の事情からお話します。

僕は、アメリカでポーカーをしていましたが、ライブキャッシュでお金を稼いでいただけです。

「アメリカでポーカー? ビザあるし生活できるならいいんじゃない?」と思うかもしれません。

 

ですが、

僕の状況をたとえると、

 

フィリピンから日本に来た、パチンコ専業のフィリピン人、みたいな立場です。

 

日本でローンを組んだり、家を買ったりするのは難しいですよね。

信用を積み立ててない、お金を借りれない、ということは、取れる手段が減ってきます。

 

ビジネスを何か回していけば、社会ステータスを自然と構築できます。

 

また、

これはアメリカの話ですが、

カジノのお金の出し入れも、IDの確認や写真を撮られたりと、とどんどん厳しくなっている印象です。

「キャッシュレス化=お金の流れの管理」は急速に進んでいるので、

キャッシュ一本の生き方はリスクがあると思います。

 

僕は過度のキャッシュレス化には反対です。

便利と幸福は一緒ではないと思っています。

 

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いきなりビジネスを作る、というと難しいですよね。

今現在自分が習慣的に行っていることを、商売に置きかえれないかな、という発想で考えてみましょう。

 

昔、起業家の講演会に作家さんの付き添いで参加したことがあるのですが、その時に演説されていた方の話を思い出します。

その方が強調されていたのはただ1点。

「手の届く範囲の物から拡大する」

壇上で、左手を右肘に当てて、肘の位置をしっかりと固定して、

右手でつかめる範囲でいきましょうと、手のひらを左右に振る動作をしていたのが印象的でした。

くいっくいってね。

 

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さて、この場合、僕がビジネス化するなら、

家賃とポーカーです。

 

旅先の家賃は、必ずかかりますよね。

そして、それは自分以外のポーカープレイヤーも一緒です。

 

あなたが、

遠征先にポーカープロに特化した部屋を作ったら、喜ばれると思いませんか?

ポーカーに関係ない人もOKにしてもいいですよね。

人の課題を解決するのがビジネスの醍醐味です。

 

なので、

何とかして部屋を借ります。

自分で借りても、現地の友人に頭を下げて借りてもらってもいいと思います。

 

マカオに住んでいたときも、シェアハウスを運営していた友人が居ました。

その人に色々とアドバイスをもらって、僕も部屋を借りようと不動産屋に行ってもみました。

(「售」とか「租」とか書いてあるんですよ。それぞれ「売ります」「貸します」という意味です)

 

マカオは、3ヵ月いたら1ヵ月だけマカオの外に出ればビザ的に問題なしです。

なので、最長で1年のうち9ヵ月は滞在できます。

借りる価値はありますよね。

しかしながら、マカオは高額です。

 

また、米系のWynn Macauもこの先ポーカーに力を入れるかどうか怪しいです。

Wynn Macauはマカオで一番活況なポーカールームでした。

香港の1国2制度が終わった今、

旧勢力派の影響力が残るマカオにも習近平はメスを入れる、という見方をここのところよく耳にします。

米系カジノとの付き合い方も変化が起こるかもしれません。

金儲けだけで政治はさっぱり、というポーカープレイヤーが多いです。

箱庭の中で最適解を見つけることも大切ですが、

もっと大きな流れを見て、自分の信条に向き合い、政治を定点観測することはそれよりも大事なことだと思います。

 

さて、

ラスベガスなら結構簡単かな、と思います。

砂漠ですから家賃が安いです。家賃は安いですが、人を集める求心力があります。

アメリカの賃貸契約は、一年契約で、一年が過ぎたらその後は一ヵ月更新というところが多いです。

一年耐えたらいつでも解約できるので、リスクは格段に減ります。

 

WSOPの時期は満室になりますし、

秋口からはホリデーシーズンでテーブルは良くなってきます。

アメリカに年2回180日程度滞在したい人は、WSOPの時期と分けて、1月あたりに滞在されます。

3月にはマーチマッドネス(バスケットボールの大学ナンバーワン決定戦)もありますしね。

スポーツベットが盛り上がる時期はテーブルは活況です。

閑散期はWSOP後の夏場です。とても暑いです。

 

カジノには都市集中型と、郊外点在型の2種類があって、マカオやラスベガスのような都市集中型のカジノはシェアハウスに向いてます。

カジノが密集しているからです。

逆に、ロサンゼルスなどはカジノが一か所に集まっていないため、車移動が必須です。

シェアハウスの立地が問題となります。移動が増えるので、滞在者のトラブルも増えそうですよね。

 

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さて、

家賃以外には、日々のポーカー稼働の内容を有料ノートなどで配信する方法もあります。

あまり本業のポーカーと直結しすぎていても、仕事がすべて一蓮托生ではリスク分散ができなくて大変かもしれませんが。

自分の考えを整理したりするのには良いかもしれませんね。

ゼロサムゲームなので、公開は善し悪しだとも思います。

 

そんなわけで、

大きな支出である家賃が、ビジネスへの投資となりました。

 

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自分でもなかなかできなかったことを書いてますので、

「まーこういう方法もあるか」くらいに思っておいてください。

 

僕も、

昔ポーカー専業になり立ての時に、

「生活費とポーカーバンクロールは分けよう」という記事をどこかで読みましたが、

「お金減るやんけ」と思ってスルーしていました。

でも、その後、折に触れてふと思い出すんですよね。

 

昔編集者の先輩が、

「本には読むタイミングがある」と言っていました。

ずっと本棚に置いてあって読まなかった本も、自分が感じている課題があるときは手に取ってしまうものです。

「あの人あんなこと言ってたけど、今なら分かるわー。もう一度話を聞いてみたいな」という感じですかね。

 

自分が進みたい道さえ意識していれば、自然と情報収集していくものです。

そして、いつか知りたくなった時に、引き出しに入っていたらいいと思います。

島田紳助さんの魚のさばき方の話に似てますね。

 

 

どこかで思い出してもらえたら嬉しいですね。

 

 

続きます

 

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