幸国家の経済2

 

こんにちは!

珍しく投稿が続いている幸です。

 

さて、

僕は最初はポーカープレイヤーとして5年くらい旅をしていました。

ポーカーの本場アメリカへやって来たのは必然かなと思います。

ポーカープロの木原さんの背中を追いかけてロサンゼルス入りし、その後はコマースカジノにばっかり行っていました。コマースカジノだけで軽く2000時間は過ごしたと思います。

クレイジーですね笑

 

友達とカジノホテルに90連泊したり、

Airbnbで部屋を借りて通ったりと、それはまあ風来坊な生活をしていました。

 

その後、

ロサンゼルスのカジノに通いながら、様々な御縁が生まれ、結果こちらで結婚することとなります。

現地にいるとポーカーばっかりしちゃいますが、週1くらいは現地人と絡んで行くといいです。できたらポーカーと関係ない人達と、ポーカーと全く関係ないことをやるといいと思います。色々な扉が開いていますよ!

 

さて、

うちの妻は、出会った時から個人事業主でした。こちらアメリカで仕入れた物を日本向けに売っている商人ですね。彼女は、日本でヤフオクで不用品を売っていたささやかな経験を生かして、無収入の状態から始めて仕事を軌道に乗せ、一人で生計を立てている強い女でした。ロサンゼルスの物価はとても高いのに、シェルター(保健所)から不遇な犬を2匹も引き取って飼っていたのです。立派。

 

とても刺激を受けたことを覚えています!

 

上側がポテチで、下側がラルフです。結構引っ付いて寝てたなぁ。

 

さて、

幸は結婚後もポーカーを続けていましたが、

自分とポーカーを繋いでいたWin-WInな関係が崩れてきたような感じがし始めていました。

 

箇条書きにするとこのような雑感です。

・独身。フィリピンの片隅で野垂れ死んでもまあええか、と思えるような身軽さ?

・20代。世界のカジノをATMにして旅をしよう!

・博打中毒で抜けれないから、それなら勝つまでやるしかないって心境。

・投資の初歩として麻雀を覚えるか、というノリで、自己成長を求める。

・世界に散らばるメタルキング金持ちクジラをテーブルで捕まえる!

・ポーカー界で成り上がる!

 

軽く説明すると、

・独身。フィリピンの片隅で野垂れ死んでもまあええか、と思えるような身軽さ?
博打は背負う物がない気楽さが必要だなと思います。「死中に活を求める」と言うのでしょうか。安全圏みたいな考えでやるのではなく、小刻みに分けた小ロットの弾丸(お金)を握って、毎回ちゃんと生死の境に突っ込んでいく神風感です。覚悟ができてない・準備ができてない逃げ腰な相手を撃ち落としながら勝つゲームだなという感覚があります。ポーカーってガンマンと資本主義を足したようなゲームですよね。カチ合った相手と引き金を引き合う。ダブルバレルやチェックレイズは、先の先、後の先。トナメになるとインフレも追加されます。
結婚後は「家から決まった時間に通勤してお手軽時給♪」みたいなスタイルでは僕は全く取り組めなかったです。どこかで1-2カ月くらい籠ってひたすらやる方がいいし、遠洋漁業の漁師のように生きたい。そんなわけでラスベガスにシェアハウスを作ったりしましたが、それなら、、、家庭はいるのか??という話になってきました。

・20代。世界のカジノをATMにして旅をしよう!
日本でお金を貯めてから回る、というのは限度がありますよね。今も円安ヤバくて、日銀も動かないので、日本は相当割を食ってるのがわかりますよね。海外行く前に、どこまで金貯めたら足りのるの??貯めたところですぐに無くなるんじゃない??って。
そこで思いつくのは、現地で稼ぎながら旅したら良くない?という発想です。ビザも何もなしで稼ぎながら旅をするには、バックパッカー+ポーカー+SNSは最強の組み合わせの1つなので、これで見識を広めることはお勧めだと思います。オンライン英語教師や、キャバクラ嬢でも同じような感覚で旅している人を見かけます。
それも、5年もやれば違う景色が見えてきちゃいますね。

・博打中毒で抜けれないから、それなら勝つまでやるしかないって心境。
大学に入りたててで、ゲーム好きの幸はがっつりパチンコ&スロット依存になって、これはやばいと思って。依存症をきれいに除ける感じはしなかったので、他にスムーズに移行できる依存先は無いかと探して、ビリヤードに依存先を移した過去があります。(アホですね笑。全然上手くないですよ笑)
ビリヤード(もダーツもそうですが)、あれってずっとやれるんですよ。お金賭けて無くても、どんぶりにサイコロを3つ転がしたらずっと見ていられますよね。適当に出た目でも、連続性に意味を求めてしまうのが人間の性かなと思っています。ビリヤードはその偶然性に、狙った獲物を落とすハンター感と、金をかける博打的ドキドキ感と、1/1(いちぶんのいち)で決めないといけないというプレッシャーが相まって、なんとも滋味深いカクテルのような仕上がりのゲームとなっています。すべて上手くいくときは、自然法則や身体機能のすべてを悟っているかのような万能感に襲われます。その状態を何度も何度も求める求道者(中毒者?笑)になっていくような感覚です。これにハマって大学を辞めた先輩を何人も知っています。
僕はメンタルを鍛えたいとずっと思っていたので、どうせ博打で金を使うなら成長に使おうと、そこからビリヤードに時間を全振りしました。その後、出版社に潜り込んでからは、またビリヤードに加えて麻雀やスロットなどの博打をよくやってましたが(悪化してる笑)、「ちまちまやっててもキリないな!」という気持ちがいつも心にあって。ちょうどポーカーを知ったタイミングで、人のプライバシーを理不尽に暴く仕事にも嫌気が差していた時だったので、「ここで博打(ポーカー)に全振りして一回白黒つけたろか!」となったわけです。結果は、博打で勝てる確信を持ったので、確認が終わった、という感じです。

・投資の初歩として麻雀を覚えるか、というノリで、自己成長を求める。
今の時代、雇われれていても報われない、って思うじゃないですか。それはそうですよ。だって日本の会社のオーナーは4割近く外国人なんだもの。日本的な「会社は従業員の物」という理想は崩され「会社は株主の物」というスタイルに切り替えらえていますよね。日本人のことを思って会社を経営している立派な社長を探さず、就職人気ランキングを参考にブランド感覚で選べば、自分のところにはお金は回ってきません。

E(Employee=従業員)
S(Self-Employed=個人事業主)
B(Business Owner=経営者)
★R(real Estate Investor =不動産投資家)
I(Investor=投資家)
(※Rは僕が勝手に作ったので★を付けています)

信頼できる社長を見つけてEをやるか、自分自身を磨いて代替不可能な存在になるSをやるか、Sのやり方を把握して分解して他の人にもやれるように設計してBをやるか、人のBやSを所有してIをやるか。Rに行く道もありますよね。僕は不動産投資って、BとIの中央くらいにあるんじゃないかな、って思ってこんな図を思い浮かべます。あれは不動産〝投資〟とも言えますが、しっかりやっていけばもちろん不動産〝業〟ですよ。先輩方を見ていて思います。地産地消の立派な実業です。

だいたいみんな最初からIを目指しがちですよね。幸もそうでした(笑)。パチンコや麻雀やポーカーって、期待値とか投資とかいう専門用語も飛び交うし、Iに近づいてる感じがしますよね。同時に、すっごい大きい落とし穴も沢山用意されてるけど(笑)。個人的には、「E→S→B→R→Iで、BRを回す組織を維持して、Iにお金を投げていき、学ぶためにEを定期的にやって、アートのためにSをやったらそれがまたBになっていた」という図式が究極じゃない?と思ってそこを目指しています。ポーカーで学べるI的知識を、もちろん全部をマスターしたわけではないけど、ここはもう一旦いいかな、という所までやったので、ここも納得した感じです。

・世界に散らばるメタルキング金持ちクジラをテーブルで捕まえる!
ポーカーの醍醐味ってここですよね。「一晩でとんでもないことになるかも!」という感覚。僕が始めた10年くらい前はまだ残り香があったので、その5年-10年前は豊作だったんじゃないかな、と思います。ドイル・ブロンソン世代でしょうか。ポーカー自体も未解明で、「ルールを覚えるのは5分だけど、マスターするには一生かかる」なんて言われてましたね。ドリームがありましたよね。(まあでも一人で獲れる漁獲高には限りがありますけど)
それが、今だとキャッシュプレイヤーをgrinder(ひく人、とぎ師、粉砕機、研摩機、砥石)と呼ぶくらいですから、明らかに摩滅してなくなりそうな雰囲気が漂っています。
それもそのはず、グーグルマップでどこでも秘境にすぐに行けちゃうし、幸か不幸か沢山の計算機が出来てきて、大体のポーカーの大枠と答えが決まり、あとは中身をどれだけ詰めるか、みたいな研究に変わって行きました。勘と閃きで旅に出る冒険家のゲームから、データを集めて計算機を回して解答をBOTやAIに打たせる研究者のゲームに変わってきた感覚です。
僕は昔から、「枠が決まっている物」に全然興味がなくて!なんか「センター試験で満点とるまで頑張りましょう大会」や、「機械で弾き出した答えを、どこまで正確に人間が実行できるか大会」に見えてしまって、急速に熱意が冷めてしまいました。これって人間がやる意味ある?みたいな感覚です。Twitterもそうですよね。全体のツイートのうち人間はもう3-4割しかいなくて、そのうちAIが適当に方向付けられたキャラを演じてひたすら喋って、それにボットが無感情に「いいね&リツイート」するよな感じです。話が暗いですか?(笑)

・ポーカー界で成り上がる!
上述したように、ポーカーはS(Self-Employed=個人事業主)的だなと思います。人に代わりに打って貰うようなもんでもないと思います。いくら買ったか張り付いて把握しないといけないし、ポーカーはゼロサムで相手や仲間や知り合いが失踪していくし、お金の貸し借りで詐欺も横行しています。信頼関係が毀損されやすいです。これって、みんなどんないい恰好をしても、結局は滅茶苦茶負けて人が多いってことです。
Sということは、ショービジネスな環境でもあるし、華を見せないといけないので、SNSで露出していく感じですよね。(もちろん一人黙々と大会に出たりって方法もいいですし、恰好いいです!)
どうしても関わっていく人は白や黒というより灰色がちといういか、仲良くなっても破産して消えたり、なんか全くスケールする印象が無くなって来てしまいました。じゃあ、何も知らない新規の若い子に夢を見せてポーカーのクラブに案内してレーキをピンハネしたり、良いところだけ見せてページビュー稼ごう、的な方向にいっちゃいますよね。「SNSだけ立派で、会ったらスカスカな奴が多い」ってゴーケンが前に言ってたけど、無理しちゃうし、無理させちゃうような環境がここにはあるので、まあ仕方ないな、と思います。自由を求めてきたはずなのに、長居したらラットレースになって来てないかい?という印象が拭えないです。

 

簡単に、

と言いながら結構分厚く語ってしまいました(笑)

こういう話は人にあまりしないので、内圧がたまっていました(笑)

個人的には、ポーカープロは木原さんのような「天才ゲーム少年が世界に腕試し。今もなお童心」というスタイルを尊敬できるし、日本のブランドぶち上げてくれたらカッコいいな、と思っています。

 

最初は

「キャッシュゲーム最強の男になる!」「世界中のカジノをATMにしてやるぞ!」という想いで始めましたが、

途中から、「ポーカーなどの博打はそんな表に出てくる必要はないのでは?」という疑問も湧いてきて。

昼間働いた人が、飲みに行って、ちょっと賭けようか?というノリくらいでいいんじゃないかな?という捉え方にもなってきていました。

 

そんな疑問がぐるぐると回っていた時に、妻に会ったのでした。

 

さて、

幸の生活は商人の妻との出会いでどんどん変わっていきますよ!

物販を始めた頃その2。犬が甘えてくるのでいつも仕事が捗らない幸。

 

 

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