幸国家の経済6

 

さて、

車が2台入るガレージも、物流でパンパンになって来た幸です。

さらに拡大するには、これはもう倉庫を借りるしかありません。

 

前にも言いましたが、倉庫は契約期間が2年縛りのところが多いです。

2年は長いですよね~。

いきなり借りるのも怖いので、調査をすることにしました。

 

まず、

同じく商いをしている友達が倉庫を借りているので、視察がてら遊びに行ってきました。彼は中国・韓国からコンテナで商材を輸入して米国内で商うスタイル。一回の輸送量が多い商売をやっていましたね。そのため、大きな倉庫を借りて沢山の在庫を置いてました。広さは生徒30名の教室2個分くらい?(わかりにくいですね笑)。小さいながらも事務スペースも2部屋ありました。家賃は$3200くらいだったと思う。($3200という数字は何となく覚えている。というのも、彼はその後に破産ギリギリになって家賃が払えないという事態になり、俺と嫁が折半で$1600ずつ貸したからである。未返済)

 

次に、

友達が物流の会社に勤めており、倉庫が空いているという情報があって。社長に繋いでもらって視察させてもらえることに。社長さんはOKをくれましたが、使い勝手に問題がありそうで見送りに。

 

その後も色々見て回って、

十分な検品梱包スペースと、ある程度の在庫置き場、そして事務のスペースが取れるということで、間取り1200sqf(111㎡)くらいの倉庫を借りることにしました。

こんな間取りですね。

右上が事務スペース、右下がトイレ、他が倉庫です。

家賃は$1800くらいだったな。

 

新しい倉庫に引っ越して、

いつもの集荷のおじさんに、「おめでとうございます」と言われたんですが、最初はピンと来なくて。ああ、これはめでたい事なんだな、と他人事のように感じたことを覚えています。なんせ、ガムシャラにやって来て余裕がなかったので、、、。

でも、段々と実感が湧いてきて。ポーカーの合間を縫ってにやって来たことが段々と報われてきた感じがしましたね。

 

さて、

始めて借りた倉庫。

一つの空っぽの部屋に、新しく〝場〟を作るってとても楽しかったです。「ああ、自分はこういうことも好きなんだな」と実感しました。

 

倉庫スペースでは、

荷物が入ってくる場所、検品梱包をする場所、道具の置き場所、在庫を置く場所、配送ラベルを置く場所、荷物を待機させる場所、荷物が出ていく場所などなど思案しました。そして、その荷物の流れに合わせて人の動線や、仕事を補助する電源やネット周りの配線を決めていきます。

 

事務スペースでは、

問合せ・注文などを捌くスタッフの位置関係や、プリンタや冷蔵庫の配置なんかも試行錯誤しました。

 

さて、

倉庫が整ったので、今住んでいる一戸建ては倉庫機能が不要になりましたね。今度は家賃($3450)を抑えるためにコンドミニアムへ移動することにしました。(僕の人生は引っ越しが多いですね。旅をしていた最中の引っ越しを除いて、人生で9回くらい引っ越しをしています)

 

移動した先は、

Plaza Del Amoっていう所です。

トーランスでもとっても雰囲気のいい所で、日本からいらしている駐在さんが多く住んでいました。どこに行くにもとっても便利。また、徒歩圏内の公園、ウィルソンパークは緑豊かで広々としていて、週に2回ファーマーズマーケットを開催していて活気がありました。

 

さて、

アメリカで、タウンハウス、一戸建て、コンドミニアムと3種類住んだので、簡単に比較してみたいと思います。

・タウンハウス(中身は戸建てだけど家同士が横に繋がっている)
左右の雑音が気になる。対面するとめちゃいい人なのに、夜に「Fuck you」とか罵詈雑言が聞こえてくると人間不信になる。コミュニティ全体が賃貸だったため、家の設備の不良などは電話するとすぐに直してくれた。ゲートコミュニティ内に家があるので治安も良い。洗濯機・乾燥機が共同なのは超不便。

・一戸建て
快適だけど、庭の手入れやゴミ出しなど仕事が増える(とその時は思っていたけど、今はそれも楽しめるなーという感想に変わっている。賃貸で戸建てだと手入れする気になりにくい)。圧倒的なプライベート感。隣近所と仲良くなる。広いので色々な荷物を溜めれる。治安が大事。住む場所を間違えたら大変危険。治安と賃料は比例する。家賃を削っても、道路とかも悪かったりするのでタイヤがパンクしてお金がかかったりします。結局高いところに住んだ方が得な感じも。

・コンドミニアム(マンション)
ごみの処分が簡単。コンドミニアムは各部屋のオーナーが管理会社を通じて貸し出しているので、設備の不良は管理会社経由でハンディマン(家の何でも屋さん)に連絡したり、という流れだった。左右の騒音は割と平気。騒音は上から。上にどんな人が住んでるかで快適度が変わる。あと、部屋が狭いので、閉塞感がやばい。物をあまり置けないので、有事の際に防御力が低い。

参考になると幸いです。

 

さてさて、

倉庫も整い、家も引っ越し、商売も段々とまた上昇局面に入りました。

 

 

そんなある日、

隣の倉庫が火事になって、うちの荷物が灰だらけに!

幸いけが人はいなかったが、隣のサーフボード屋は大破。ボードの削りかすに引火して爆発したらしい。屋根が飛んでた。

こいつら、

大火事になってるのに、隣で仕事している俺らに一言もなく逃げたからな~。パソコンとか抱えて。マジで呆れる。自分のことしか考えてないやつらだった。ちなみに社長は当時入院してて、火事の報せを聞いて慌てて退院してきたみたい。彼は後日謝罪に来て、「かかった費用は教えてくれ。払うから」的なことを言ってくれたが、人間ってこんなに肩落とせるだってくらい落胆してたので、被害は呑んだ。

 

火事騒ぎも一段落し、

日本人の若者を雇ったりも。

学びの日々でしたね。

 

 

しかしながら、

ここで直撃したのがCOVIDですよ!

 

 

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