ポーカー無宿17「粋(すい)な贈り物」

 

夜に帰国すると、両親が中部国際空港(セントレア)へ車で迎えにきてくれていました。子供を連れた姉の姿もありました。

無茶する息子を心配してくれる、ええ家族です。

そのままセントレアの「まるは食堂」で食事をしました。

 

帰り道、荷物を家族に託して四日市の繁華街へ。地元の友達が飲み会を開いてくれるとのことです。

この日に集まってくれたのは、小学校からの馴染みの友達です。

僕の収支報告が負けまくっていることがとても面白いらしく、散々いじられました笑

 

28歳となると色々考えます。

進路やら何やら。その日は僕を合わせて4人でしたが、うち3人が会社を辞めていました。

1人は東京の大手の広告会社を辞めて1年オーストラリアへ行っていて、最近帰ってきました。再就職するか実家の造り酒屋を継ぐか考えている様子。

1人は損保会社を辞めて、地元で公務員になりました。生活保護受給者と日々格闘しているそうです。

どの道へ進むにしろ、その都度、悩んで決めて、悩んで決めていけばいいのかなーと思いました。色々と相談できるええ友達です。

 

飲み会を終えて家に帰ると、

前に勤めていた会社からこんなものが届いていました。

 

銀座・和光の包み紙を開くと、何やら大層な入れ物が。

 

蓋を取ってみます。

ん? どこかで見たような文字面です。

 

なんと、バカラのグラスでした。二脚セット。

依願退職した者へこんな記念品が贈られてくるとは思いませんでした。
(マカオ帰りの僕には、「バカラ」の文字は無駄に親近感があります笑)

 

粋(すい)な贈り物です。

いつかこのグラスで祝杯をあげたいですね。

 

 

さらには手紙と金一封も。

「ほんまにええ会社やなー」と言っていると、

「そんなええ会社辞めてしまってなーほんまに」と母がチクリ。

 

いやーしかし、こんな良い会社ありますか?

博打やるって言って会社辞めて、記念品に金一封くれるなんて、聞いたこと無いっすよ。

辞めるときは、上司や役員も金一封くれました汗。

 

臨時金一封1万円也。

やる気を込める意味もあり、収支報告に入れさせて頂きました。

社員の皆様ありがとうございます。同期が見たら怒りそうだけどなー笑

 

 

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