感性のままにトレード、3戦目です。
-$398
累計収支 -$6418 ※シミュレーション
そして、3連敗です。
負け額が毎日小さくなっているので、成長と思うことにします。
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日本株をやっている友人に、少し株の話を聞いたら、
「絶対に実際のお金でやった方がいいよ」と言われました。
「シミュレーションでやったら、実際の取引の緊張感とは違うから、勉強にならないんじゃないの?」みたいな。
僕もそう思っていたのですが、
友人のトレーダーのRyanが言うには「晋平、シミュレーションの取引と、実際の取引は、ほとんど一緒だぞ」とのこと。
「ポーカーのフリーマネーの場合だと、相手が適当なハンドで適当に参加するので、リアルマネーとは全く違った動きになる。だけど、Futures(先物)のシミュレーションは実際の市場の数字をダウンロードして行うから、実際の取引と同じ環境でプレイできるよ」
Ryanは、株の話をポーカーにたとえてくれるから分かりやすい。
Ryanとの会話は英語です。
僕は英語は苦手だけど、ポーカーに関する英語なら全部わかる。英語以前に、ポーカーという言語で繋がっているということが、理解の助けになってるな~、と話していて感じます。
また、投資にはポーカーと共通する単語や概念がとても多い。(ストラドルとかインザマネーとかもあるしね)
「人によっては、シミュレーションだからと侮る人もいるが、2年半の期間にかけて実際に自分の生徒たちの協力で統計を取ったが、『シミュレーションで勝つ人は、リアルマネーでも勝つ』ことが検証から分かっている」
「そんな統計を取っていたのか」
Ryanはとことんやる男だ。
「自分が収集したデータによると、シミュレーションで取引をして勝てる人は1%。リアルマネーの取引で勝てる人は1%-5%だった。シミュレーションでの取引は真面目にやらなかったり、リアルマネーではできないような張り方を試す機会でもあるので、勝っている人はより少ない。シミュレーションでしっかり勝てる人は、間違いなくリアルマネーでも勝てるよ」
「まあ、シミュレーションのプレイマネーで真剣にやれる奴は、それだけでもメンタルが強いよな笑」
「間違いない笑。リアルマネーでやりたいというTempting(誘惑)を強く感じるからな笑。最近では、Prop trader(プロップトレーダー)といって、自分のお金を殆ど入れずに投資することもできるよ」
「そうなの?」
「シミュレーションで成績を出せば、出資を受けてトレードできるんだ」
「ポーカーのステーキング(出資者を募ってトーナメントなどに出る事。分散を抑えることができる)に似てるね」
「そう。負けが込んでも負け分が限られる。まあ勝ち分も限定的になるけどね。そろそろNinjaTraderのフリートライアルが終わるだろ? シミュレーションで練習を続けるにも、LIVEデータを買わないといけない。LIVEデータが月額$14くらいかかるんだ。別のオプションとしては、他のサイトでプロップトレーダーの登録して低額で挑戦できるプランがあるぞ。LIVEデータ代も込みだ」
「プロップトレーダーの登録? 全くやったことないのに、出資を貰えるの?」
「少し違う。サブスクリプションで毎月お金を払う。それは月額$30くらいだね。最初から出資を受けるというよりは、保険料みたいなもんだな。勝ちも負けもある程度の枠で収まるんだ。勝ちを重ねると、より大きなお金を運用できるようになる」
教えて貰ったサイトを見せてもらった。Ryanはこなれた感じでページを繰った。何度も訪れている馴染みのあるサイトのようだ。
「こういうのって、複雑になればなるほど良くないと思うんだよな。短期トレードの、『勝った負けた』は、自分でしっかり受け止めた方がいいと思うんだよ。それが成長に繋がるだろう?」
ゆっくり育てたほうが収穫が多いのでみんなが報酬にありつけるが、短期で得ようとすれば奪い合いになる。
奪い合いには立会人やルールが必要になるので、そちらにもお金が流れる。
そして、奪い合っている際に破損してしまうこともあるから保険やらが必要になって。
関わる人が多くなると抜けていくお金も多いから、結局はシンプルな方が、、。という連想が浮かぶ。
「正しい。おれも同じやり方をやったよ。まあ人によってはプロップトレーダーの方がいい場合もあるからな。特に最初に大きく張りすぎてしまうような人にはな。そんな人には保険が必要だ」
「よく分かった。ありがとう!」
「晋平、君は立派なトレーダーになるよ。俺は自信を持っている」
Ryanはいつも最後にこの言葉をかけてくれる。
自分の内側から自信が湧き出る前に、
人に信じてもらうところから、受け渡しされていく自信もあるよな、と思う今日この頃。
そんなわけで、
今回はシミュレーションで挑戦してみようと思います。
シミュレーションで勝つまではリアルマネーでやりません。